投資初心者の私がつみたてNISAを始めた話

2019.11.01 (更新日:2019.11.01)
「老後2000万問題」が話題になり、ご自身で資産運用に興味を持たれている方も多いのではないでしょうか?元保育士の私も、今まで資産運用の経験はなく、すべて貯蓄は銀行預金で行っていました。
しかし、FPとなり活動していく中で銀行預金の金利の低さを目の当たりにし、このままではいけないと思い、資産運用を始めることにしたのです。今回はつみたてNISAや資産運用を検討されている方へ、ファイナンシャルプランナーの橋本みなみ(所属:ブロードマインド株式会社)が実体験をもとに解説いたします!
■お勤めの方は要チェック!企業型確定拠出年金について
NISAを始める前に私が最初に考えた資産運用は、会社で導入されている企業型確定拠出年金(DC)でした。自分で運用先を決め、私の場合は毎月20,000円、会社からの拠出金3,000円の合計23,000円を積み立てています。
お客様にお会いすると企業型確定拠出年金(DC)が導入されている企業が増えているように見受けられますが、みなさんの中にも企業型確定拠出年金(DC)が導入されている会社にお勤めの方も多いのではないでしょうか。
NISAや投資信託など他の資産運用を考えられる前に、まずはご自身のお勤め先でDCが導入されていないかということを確認してみてください。また、導入されているのであればその運用先がどこになっているのかということを必ずチェックしてみましょう。
というのも、実はDCでの運用先をどこにしたら良いかわからず初期設定のままになっていた、という方も少なくないためです。運用先をしっかりと決めなければ、せっかくの確定拠出年金も所得控除のメリットがあるとはいえ、運用結果は銀行預金をしているのと同じになってしまいます。
■私がつみたてNISAを選んだ理由について
私も当初は運用先ってどこを選べばいいの?資産運用って本当に大丈夫なの?という思いがありました。現在、資産運用には保険や債券、株、投資信託、FX等、さまざまな選択肢ができています。
その中で私がつみたてNISAを選んだ理由は、毎月少額の積み立てで投資をしたい、長期で投資をすることで損をするリスクを抑えたい、という思いがあったからです。また、毎月自動で積み立てられるということも魅力のひとつでした。
さらに最大のメリットとしては、通常は運用益に対して20.315%の税金(所得税+住民税+復興特別所得税)がかかるところが、つみたてNISAであればこれがゼロになります。資産運用により100万円増えたとして受け取る金額が通常は約80万円となりますが、つみたてNISAであれば100万円がそのまま利益となると考えると大きい効果ですよね。
つみたてNISAに関して、ここまではご存知の方も多いかと思いますが、お客様の中にもなかなか投資に踏み切れないという方も多くいらっしゃいます。ここからはつみたてNISAを始める流れやポイントについてお伝えしたいと思います。
■つみたてNISAの始め方
まずつみたてNISAを始めるためにはつみたてNISA口座の開設が必要です。どこで口座開設するかによって、選べる商品も変わってきます。必ずこの商品を買いたい!というものがあれば、その商品を取り扱っている金融機関でNISA口座を開設されるのが良いでしょう。実際にはポイント還元や手軽さによりネット証券を利用される方が増えているようです。
実は、私もネット証券でつみたてNISA口座を開設しました。毎月の積み立てもカード決済で行っているため毎月積み立て額の1%のポイント還元があります。信託報酬が0.1%の商品を選んでいますが、ポイントをふまえると、信託報酬がかかってもプラスと言えるのではないでしょうか。
その他にも基本的につみたてNISAは「ノーロード」と呼ばれる販売手数料がかからない投資信託であるため、手数料がかからないというメリットや口座を持っているだけで日経新聞や四季報等が無料で読めるサービスもあったりします。
■積立金額&商品を設定しよう!
つみたてNISA口座を開設後は、毎月いくら分をどの商品で購入するかを設定します。つみたてNISAであれば年間40万円が積み立ての上限となるので、月額にすると約3.3万円まで積み立てをすることが可能となります。
もちろん、積み立てる金額が多いほど利益が出たときの見返りも大きくなりますが、多くの金額を積み立てることで毎月の手元のお金は減ってしまうことが不安…という方もいらっしゃるかと思います。

つみたてNISAは途中で引き出しが可能とはいえ、やはり元本割れのリスクを抑えるためにも長期での積み立てを行うことが必要不可欠です。
急に想定外のお金が必要になり短期で売却をしなくても良いように、ご自身のライフプランをふまえ目的に向けた貯蓄計画を行い、積み立てが難しくなった場合も途中で積み立てを中止したり、金額を変更出来ることを視野に入れて行いましょう!
商品の選択について、つみたてNISAで運用できる投資信託は、国が定めた低コスト、長期安定運用等の基準を満たし分散投資に適したもののみが選択できます。投資信託の値上がり率が予測できるのであれば、どの商品を選べば良いかわかりますが、もちろん予測はできないので、目標とするリスクとリターンの程度を決めておけば、それに見合った投資信託を選ぶことができます。
例えば、商品は大きく「アクティブファンド」「インデックスファンド」の2つに分けることができます。
「アクティブファンド」は、ファンドマネージャーと呼ばれる運用のプロにより様々な運用方針に沿い、市場の平均以上の利益を狙いたいと考える方向けで信託報酬も「インデックスファンド」に比べ高くなります。一方、「インデックスファンド」は様々な経済指標と連動するように作られた投資信託のため長期で安定的に殖やしたいと考える方に向いています。信託報酬も「アクティブファンド」に比べ安くなります。ご自身がどこに投資をしたいか、どの程度リスクを許容できるのか等をふまえてファンドを決定しましょう!また、元本割れのリスクを抑えるために、「分散投資」ということが重要となります。株式や債券、あるいは日本と米国など、値動きの傾向が異なる商品や国に投資することで、1つの商品の価格が大きく値下がりした場合でも、資産全体に与えるダメージを抑えることができるということです。
つみたてNISAでは国内や海外の株式、債券など複数の資産・地域に分散投資ができる「バランス型の投資信託」を選択することができます。私のように投資初心者の方や自分では複数の商品を購入してポートフォリオを組むのは難しいという方、自身での分散投資が面倒と感じる方は、「バランス型投資信託」を検討してみましょう!つみたてNISAを利用することにより手数料や税金を抑え、投資の基本である「積み立て」「長期」「分散」が可能となります。
とは言え、必ずしもリスクがゼロという訳ではありませんので、将来の貯蓄計画を立てご自身の余剰資金の中で無理なく楽しまれることをおすすめいたします。また、ご自身であればどういった金融商品があっているのか?今後の貯蓄計画をどう考えるべきか?ということは経験豊かなファイナンシャルプランナーにお気軽にご相談ください。
ブロードマインド株式会社
執筆者:橋本 みなみ
保育士から一転、FPとして活動する中で、マネーに対する乏しさを痛感。「将来のお金について考える大切さを伝えたい!」という想いでセミナー講師として活動しています。お金の悩みをクリアにして、人生を楽しむ方法を一緒に考えていきましょう!