自分の収入や貯蓄に満足していますか?

2019.10.04 (更新日:2019.10.04)
『今の生活に満足している人はどれくらい?』では、普段の生活に関しての満足度を確認してみました。一般的には満足傾向にある方が多いが、年齢があがるにつれて不満傾向にあることがわかりました。今回もファイナンシャルプランナーの平原直樹(所属:ブロードマインド株式会社)が、内閣府の「令和元年度 国民生活に関する世論調査」を利用して、生活の中の満足度を解説いたします。
■現在の収入の満足している人はどのくらい?
生活の満足度を図るうえで、お金がすべてではありませんが、やはりお金は重要なファクターであることは否めませんよね。今回は「収入」と「資産・貯蓄」という2つの側面を確認していきます。
最初に確認するのは、収入面です。皆さんはご自身の収入に満足していますか?
実際の年収の多寡はさておき、筆者はやはりもう少し欲しいと感じてしまいますが、皆さんは如何でしょうか?
全体でみると「満足している7.4%」、「まあ満足している44.9%」で、「まあ満足している」を含めた満足傾向がある方は52.3%と、満足傾向にある方の方が多いことがわかります。
筆者は日本全国で、年間100件を超えるセミナーをしていますが、その際に「自分の収入に対して満足していますか?」と聞くことがあります。
回答としては、「満足していない」という回答が多いので、この回答は個人的には意外です。
皆さんはご自身の収入に対してどのように感じていらっしゃいますでしょうか?
ちなみに、男女別でみると男性の「満足している7.3%」「まあ満足している43.5%」に対し、女性の「満足している7.4%」「まあ満足している46.2%」となっています。男女では大きく変わりませんが、比較的女性の方が満足傾向にあることがわかりますね。
年代別でも確認してみましょう。
こちらも年代が高まるにつれて不満傾向が高まっていくことがわかります。20代は周囲と比較してもそれほど収入差が無い傾向があることが要因でしょうか?
また、個人的には年金受給世帯の60代と70代の差が興味深く感じました。仕事をしている方の割合などを考えると、当然60代の方が多いと思いますが、70代の方が収入面の満足傾向は高くなっています。退職金の一部である企業年金なども60代と70代とでは、やはり変わってきている(減少傾向)のかもしれませんね。
■今の資産・貯蓄に満足している人はどのくらい?
次に資産・貯蓄状況に関してみていきましょう。
全体でみると、「まあ満足している」を含めた満足傾向42.5%に対して、「やや不満だ」を含めた、不満傾向にある方が54.3%と半数を超えています。収入に関しては、半数以上の方が満足傾向にあるのに対し、自身の貯蓄・資産状況に関しては、不満傾向にあるほうが多いというのは興味深いですね。
なお男女別でみると、それほど大きな差はありませんが、男性の方が満足している数も不満の数も多くなっていますね。
年代別でみても、満足傾向の方が半数を超える年代はありませんでした。その中でも一番満足度が高いのがやはり29歳以下となっています。自身の資産額に関して不安になるというのは20代以下の時はそれほどないかもしれませんね。
その次に満足度が高いのがなんと70歳以上の層です。「資産」という意味では、やはり高齢層が持っていると言われているので、ある意味納得の結果かもしれませんね。
いかがでしたでしょうか?収入に関しては、満足傾向にある方が半数以上である一方、貯蓄・資産額に関しては不満傾向の方が半数以上ということがわかりました。次回は少し違う角度で生活に関する満足度を見ていきましょう。
ブロードマインド株式会社
執筆者:平原 直樹
財産形成や退職金運用といったお金の殖やし方を多くの方に伝えるべく、日本全国で年間100件を超えるセミナーを開催。最近では、高齢者の財産管理手法として、家族信託を広めるべく活動中。

■保有資格
・IFA(証券外務員一種)
・TLC(生命保険協会認定FP)
・2級FP技能士
・家族信託コーディネーター
・旅行業務取扱主任者

■得意分野
資産運用、ライフプラン、保険全般、住宅ローン、相続、家族信託

■実績
マネーセミナー:年間100回以上開催