今の生活に満足している人はどれくらい?

2019.09.30 (更新日:2019.09.30)
いよいよ実施される消費税の増税。軽減税率などの救済措置もありますが、基本的には出費が増えることは避けられませんよね。10月から急にその分収入がアップするという方は稀でしょうから、多くの家庭で経済面に影響が出ると言えます。一方、働き方改革の残業削減などにより、自分の時間が増えた方もいらっしゃるようです。皆さん、ご自身の日々の生活をどのように感じられているでしょうか?今回は、ファイナンシャルプランナーの平原直樹(所属:ブロードマインド株式会社)が、今の生活の満足度について解説いたします。
*本文中のデータは内閣府の「令和元年度 国民生活に関する世論調査」/調査結果の概要をもとにしています
■今の生活に満足している人はどれくらい?
まずは、「今の生活に対する満足度」をみてみましょう。皆さん、今の生活に対してどの程度満足しているのでしょうか?
満足している:11.5%、まあ満足している:62.4%、どちらともいえない:1.0%、やや不満:20.0%、不満:5.0%となっています。「まあ満足している」も含めると、満足傾向にある方は73.8%です。「やや不満」も含めると、不満傾向にある方は25.0%となりますので。圧倒的に満足傾向にある方が多いことがわかりますね。
私自身、「収入が毎月+〇万円あれば…」「休みがもっと多ければ…」など、不満を感じることもありますが、毎日きちんと生活できています。結果、なんだかんだで満足はしています。私のような方も多いのかもしれません。
「今の生活に対する満足度」を男女別、年齢別でみてみましょう。
【男性】
満足している:9.9%、まあ満足している:62.0%、どちらともいえない:1.3%、やや不満:21.1%、不満5.4%
【女性】
満足している:12.8%、まあ満足している:62.6%、どちらともいえない:0.8%、やや不満:19.1%、不満4.6%
男女別でみてみると、女性の方が満足感を高く感じていることがわかりますね。周囲を見渡しても、女性の方が楽しく日々を過ごしているように感じるのは私だけでしょうか?
次に、年代別について見てみましょう。
【18歳~29歳】
満足している:21.9%、まあ満足している:63.9%、どちらともいえない:0.5%、やや不満:11.3%、不満:2.4%
【30歳~39歳】
満足している:12.6%、まあ満足している:65.3%、どちらともいえない:0.3%、やや不満:18.8%、不満:3.0%
【40歳~49歳】
満足している:10.6%、まあ満足している:66.3%、どちらともいえない:1.0%、やや不満:18.6%、不満:3.3%
【50歳~59歳】
満足している:9.5%、まあ満足している:59.1%、どちらともいえない:1.0%、やや不満:26.0%、不満:4.5%
【60歳~69歳】
満足している:10.1%、まあ満足している:61.7%、どちらともいえない:1.1%、やや不満:21.2%、不満:5.7%
【70歳以上】
満足している:10.7%、まあ満足している:60.6%、どちらともいえない:1.5%、やや不満:19.4%、不満:7.4%
年代別で見ると、若年層ほど今の生活に満足をしていることがわかります。29歳以下と40代以上とで比較すると「満足している」の回答が倍以上違っています。
逆に一番不満感を持っている方が多いのが50代の方です。やや不満も含めて、3割を超える方が不満感を持っています。単純な収入だけで比較すると、29歳以下が一番低く、50歳代が一番高くなると思いますので、やはり生活の満足度は収入だけでは測れませんね。
■昨年と比較して生活は良くなっている?
次に、昨年度と比較して(経済面以外も含めた)生活感がどのように変化しているのか?をご紹介します。単純に去年と比較して「生活はどうか?(向上しているか?低下しているか?)」という問いに対しては、以下のようになっています。
「同じようなもの」80.0%、「低下している」14.1%、「向上している」5.5%。さすがに1年間では「変わっていない」というご家庭が一番多いですね。男女別でみると、以下の通り大きな差はありません。
【男性】
「同じようなもの」:79.4%、「低下している」:14.5%、「向上している」:5.7%
【女性】
「同じようなもの」:80.6%、「低下している」:13.8%、「向上している」:5.3%
しかしながら、年代別で見てみると少し違った景色が見えてきます。
【18歳~29歳】
「同じようなもの」78.8%、「低下している」4.6%、「向上している」15.9%
【30歳~39歳】
「同じようなもの」78.6%、「低下している」6.6%、「向上している」14.3%
【40歳~49歳】
「同じようなもの」85.1%、「低下している」8.1%、「向上している」6.5%
【50歳~59歳】
「同じようなもの」84.1%、「低下している」11.6%、「向上している」4.1%
【60歳~69歳】
「同じようなもの」78.6%、「低下している」19.1%、「向上している」2.0%
【70歳以上】
「同じようなもの」76.4%、「低下している」21.8%、「向上している」1.5%
基本的に年齢が若いほど、昨年度より「生活感が向上している」という回答が増えています。そして40歳以上の層では「向上している」と「低下している」の回答が逆転していますね。年齢が高くなるにつれて、「生活感が低下している」という回答が増えています。
会社員であれば、一般的に若年者ほど給与の上昇率が高いですよね。昨年よりも収入が増えた方が、若い方には多いということでしょうか?あるいは、働き方改革などで余暇の時間が増えた方が多いということも考えられますでしょうか?
いずれにせよ、年を取っていくにつれて今の生活感への不満が高く、昨年度より悪化しているというのは悲しい現実と言えますよね。
いかがでしたでしょうか?次回は生活のどのあたりに変化があったのかについて、みていきたいと思います。
ブロードマインド株式会社
執筆者:平原 直樹
財産形成や退職金運用といったお金の殖やし方を多くの方に伝えるべく、日本全国で年間100件を超えるセミナーを開催。最近では、高齢者の財産管理手法として、家族信託を広めるべく活動中。

■保有資格
・IFA(証券外務員一種)
・TLC(生命保険協会認定FP)
・2級FP技能士
・家族信託コーディネーター
・旅行業務取扱主任者

■得意分野
資産運用、ライフプラン、保険全般、住宅ローン、相続、家族信託

■実績
マネーセミナー:年間100回以上開催