気になる2019年夏のボーナス。みんなどれくらいもらえるの?

2019.06.14 (更新日:2019.06.14)
6月に入ると、気になるのが夏のボーナス(賞与)です。「この時期は、夏のボーナスに期待して財布のヒモが緩くなってしまう…」そんな方も少なくないかと思います。今回は、ファイナンシャルプランナーの平原直樹(所属:ブロードマインド株式会社)が、2019年の夏のボーナス状況について解説いたします。
■そもそもボーナスって決まったルールがあるの?
ボーナスはすべての企業に導入されている訳ではありません。ボーナスを〝支給する″〝支給しない″は各企業が決定しています。その他、支給額の計算方法やいつ支給するのか?といったことも、各企業が決めることができるのです。
平成29年就労条件総合調査結果の概況」(厚生労働省)によると、全体の約90.1%の企業がボーナスの制度を導入しています。基本的には、従業員数とボーナスの導入率は相関関係にあるようです。従業員数が1,000人を超える企業では、ボーナスの導入率は96.8%となり、従業員数が100人未満の企業では、ボーナスの導入率は88.1%です。

しかし、制度としてボーナスを導入していても、実際にボーナスを支給したか?はまた別の問題となります。制度としてあっても、業績等によって支給されない場合もあるということです。従業員数が1,000人を超える企業の場合、ボーナスを100%支給されているのに対し、従業員数が100人未満の企業の場合、全体の5.1%はボーナスを支給していませんでした。
 
つまり、「従業員数が多い企業」≒「規模が大きい企業」の方が、ボーナスが支給されているといってもよいのかもしれません。また、業種によってもボーナスの導入率は異なります。「金融・保険」「教育・学習支援」「電気・ガス・水道」といった業種では、97%近い導入率である反面、「宿泊・飲食サービス」といった業種は、80%程度の導入率のようです。
次では、実際のボーナス支給額についてみてみましょう。
■2019年夏ボーナス。みんなどれくらいもらうの?
前述の通り、ボーナスの支給額は企業ごとによって異なります。「東証1部上場企業の2019年夏季賞与・一時金(ボーナス)の妥結水準調査」(労務行政研究所)によると、全業種の夏季ボーナスの平均額は、743,588円となります。2018年の夏季ボーナスの平均額は738,271円となるため、0.7%上昇していることがわかります。
さて、上記のボーナス額を多いと感じましたか?それとも少ないと感じましたか?
「上場企業で働いているのに、こんなにもらってない…」そんな風に感じた方もいると思いますが、上記のデータの平均年齢は38.8歳です。基本的にボーナスは年功序列の要素が強いため、20~30代前半の方などは上記の金額より少なくても当然かもしれません。なお、業種間でもボーナス額には差があります。製造業では790,403円、非製造業は647,877円と、製造業の方がボーナスの額が大きいことがわかります。ちなみに、一番ボーナスの額が大きい業種は自動車となっており、その額は、969,363円(平均年齢39.5歳)です。
逆に、一番ボーナスの額が少ない業種は、商業です。その額は、522,516円(平均年齢38.6歳)となります。同じ上場企業でも、業種によってボーナスの額が倍近く変わってくるとは驚きですね。また、ボーナスは年に2回(夏季・冬季)支給されることが一般的です。2018年夏季と冬季のボーナス金額を比較すると、夏季は738,271円、冬季741,729円となり、冬季ボーナスの額の方が多いことがわかりますね。今のところ、前年よりも支給額が伸びる傾向があるようですが、今後も支給額が伸びるとは限りませんので、計画的にボーナスを使用することが必要ですね。
いかがでしたでしょうか?ボーナスの時期は、会社員にとって一番嬉しい時期ともいえますが、無駄な出費が増えないように注意が必要です。また、同じ職場で働いていても、勤務形態などによってはボーナスが支給されない方もいらっしゃいます。職場でボーナスの話をする際には周囲に気をつけるようにしましょうね。
ブロードマインド株式会社
執筆者:平原 直樹
財産形成や退職金運用といったお金の殖やし方を多くの方に伝えるべく、日本全国で年間100件を超えるセミナーを開催。最近では、高齢者の財産管理手法として、家族信託を広めるべく活動中。

■保有資格
・IFA(証券外務員一種)
・TLC(生命保険協会認定FP)
・2級FP技能士
・家族信託コーディネーター
・旅行業務取扱主任者

■得意分野
資産運用、ライフプラン、保険全般、住宅ローン、相続、家族信託

■実績
マネーセミナー:年間100回以上開催
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