将来もらえる年金はいくら?年金定期便のチェック方法を学ぼう!

2019.05.27 (更新日:2019.05.27)
「本当に将来年金ってもらえるのかな?」そんな風に心配になった経験はありませんか?そんな心配を和らげてくれるのが、年に一度自宅に届く「年金定期便」です。みなさん年金定期便をきちんと確認していますか?今回はファイナンシャルプランナーの平原 直樹(所属:ブロードマインド株式会社)が年金定期便のチェック方法について解説いたします。
■年金定期便はいつ届くの?どんな形式なの?
「年金定期便の存在は知っているけれど、きちんと確認したことが無い…」そんな方も珍しくないのではないでしょうか。実際、私がファイナンシャルプランナー(FP)としてお客様のお悩みをお伺いしていると、年金定期便についてご質問をいただくことがあります。一番多いご質問が「年金定期便の見方」というご質問、次に多いのが「将来もらえる年金額がこんなに少ないのか?」という点です。
そもそも年金定期便はどんなタイミングで手元に届くかというと、ご自身の誕生月に届くため、手元に届くタイミングは皆さんそれぞれ異なります。そのため、配偶者など同居している人がいたとしても、それぞれの誕生月に郵送されることになるんですね。
さて、年金定期便は「はがき」と「封書」と2種類の形式があることはご存知でしょうか?基本的には、はがき形式で郵送されますが35歳、45歳、59歳の時(節目年齢と言います)だけ封書で届くことになります。そのため、35歳未満の方はまだハガキ形式でしか郵送されていないので、封書の記憶がなくても当然ということです。
■年金定期便にはどんなことが書いてあるの?
年金定期便に記載されていることは主に以下の2点です。
①過去の年金加入実績
②将来の年金見込み額
語弊を招くかもしれませんが、基本的に年金定期便が手元に届いたら、するべきことは「過去の年金加入実績」の確認と考えるのが良いでしょう。一般的なはがき形式の年金定期便では、過去1年の年金の加入実績(納付の有無、厚生年金額に影響する報酬額)を確認することができます。
一方、35歳・45歳・59歳の節目年齢で届く封書形式では、過去全期間の加入実績(納付の有無、厚生年金額に影響する報酬額)を確認することができます。節目年齢に届く封書形式の年金定期便だけ確認すれば良いように感じますが、必ずしもそうではありません。初めて封書形式を受け取るのが35歳のときになりますが、このときに新入社員時代の報酬額まで覚えていますでしょうか?金額の妥当性までわかるという方は、少数派なのでは?と思います。年金定期便では、きちんと自分が納付したはずの年金がきちんと登録されているのか?を確認することを優先するようにしましょう。
では、「将来の年金の見込み額」に関してはどう考えれば良いのでしょうか?実は年金定期便で記載されている「将来の年金の見込み額」には十分な注意が必要です。というのは、「50歳未満」と「50歳以上」とでは、「将来の見込み年金額」に関して記載されている内容が大きく異なるためです。50歳未満の方の場合は、「"これまでの加入実績に応じた″年金見込み額」となります。今後支払うべき分は反映されないことになるため、特に若い方は非常に少額の金額しか記載されません。前述の「自分の年金はこんなに少ないの?」という驚きは、当然感じるべきものということですね。
では、50歳以上の場合はどうなるのでしょうか?50歳以上の場合は、「"60歳まで今のままの収入だった場合″の年金見込み額」が記載されています。そのため、今後役職定年などで大きく収入が変動しないのであれば、ある程度「固い見込み額」がわかると言えそうですね。
■ねんきんネットを活用しよう!
「自分の年金の見込み額を知りたい!」そんな場合は、「ねんきんネット」を活用されると良いでしょう。ねんきんネットでは、過去の全期間の加入状況を確認できることはもちろん、将来の年金見込み額をシミュレーションすることができます。ねんきんネットを利用するには、年金手帳に記載されている「基礎年金番号」と年金定期便に記載されている「アクセスキー」が必要となります。なお、「アクセスキー」が不明な場合は、ねんきんネットのWEB上で再度郵送してもらう手続きが可能です。将来の年金が気になるという方は、ぜひこの機会に利用されてみてはいかがでしょうか。
いかがでしたでしょうか?老後の生活に向けて、多くの方が気にかけている年金。そんな年金に大きく関わるのが年金定期便です。見るべきポイントを押さえて、しっかり確認するようにしてくださいね!
ブロードマインド株式会社
執筆者:平原 直樹
財産形成や退職金運用といったお金の殖やし方を多くの方に伝えるべく、日本全国で年間100件を超えるセミナーを開催。最近では、高齢者の財産管理手法として、家族信託を広めるべく活動中。

■保有資格
・IFA(証券外務員一種)
・TLC(生命保険協会認定FP)
・2級FP技能士
・家族信託コーディネーター
・旅行業務取扱主任者

■得意分野
資産運用、ライフプラン、保険全般、住宅ローン、相続、家族信託

■実績
マネーセミナー:年間100回以上開催
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