投資信託選びのポイント!アクティブ型とパッシブ型の違いとは?

2019.03.25 (更新日:2019.03.26)
投資信託を選ぶ際に最初にするべきことといえば、「何に(地域や)投資をしているのか?」という投資テーマを決めることです。ただし、一口に投資信託といってもじつにさまざまな種類があります。そのため、投資テーマを決めただけでは投資信託選びは完結しません。今回は、ファイナンシャルプランナーの平原直樹(所属:ブロードマインド株式会社)が、投資信託選びのポイントである「アクティブ型」と「パッシブ型」について解説いたします。
■アクティブ型とパッシブ型の違いとは?
数ある投資信託を大別すると、アクティブ型とパッシブ型(インデックス型ともいいます)の2つにわけることができます。冒頭で、まずは投資テーマを決める必要があるとお伝えしましたが、投資テーマの次はアクティブ型とパッシブ型のどちらにするのかを決める必要があります。
【ベンチマークに対するアプローチの仕方】
さて、アクティブ型とパッシブ型の違いは何かというと、その投資信託が目安としている指標(ベンチマークといいます)に対するアプローチの仕方です。ベンチマークよりも高いパフォーマンスを目指して、積極的な運用を行うのがアクティブ型です。一方、ベンチマークと同等のパフォーマンスを目指して、比較的消極的な運用を行うのがパッシブ型です。
たとえば、日本の株式で運用している投資信託で考えてみましょう。日本株をベースにしている投資信託の場合、日経平均株価やTOPIXをベンチマークとするのが一般的です。仮に日経平均をベンチマークとした場合、日経平均株価よりも高いパフォーマンスを目指すのがアクティブ型、日経平均株価と同じパフォーマンスを目指すのがパッシブ型ということになります。
【コスト(信託報酬)】
また、かかるコスト(信託報酬)にも違いがあります。上記と同様に、日経平均株価をベンチマークにする場合を考えてみましょう。アクティブ型の投資信託で、日経平均株価よりも高いパフォーマンスを目指す場合、ファンドマネージャーはさまざまな企業の財務指標を確認し、経済の動きなどから投資先を選定することになります。ある種ファンドマネージャーの腕の見せ所ではありますが、当然手間がかかる作業となります。
一方、パッシブ型の投資信託で、日経平均株価と同じパフォーマンスを目指す場合はどのような運用を行うのでしょうか?この場合、日経平均株価で採用されている株式で運用するのが一般的です。ある意味、機械的に作業をすれば良いわけですので、それほど手間もかからずに済みます。そのため、アクティブ型とパッシブ型を比較すると、より手間のかかるアクティブ型のほうが信託報酬は高くなるというわけです。
ただしアクティブ型の場合は、信託報酬が高くてもその分パフォーマンスが良ければ、必ずしもコストの高さが問題であるとはいえません。反対にパッシブ型の場合は、ベンチマークと同じパフォーマンスを目指すわけですので、理論上はどの投資信託を選んでも結果は変わらないといえます。つまり、パフォーマンスにそれほど差が出ないのであれば、少しでもコストの安い投資信託を選んだほうが良いといえそうですね。
いかがでしたでしょうか?アクティブ型とパッシブ型の大まかな違いについてご理解いただけたのではないでしょうか。この他にも、投資信託を行ううえで見るべきポイントはさまざまあります。次回は、アクティブ型についてもう少し詳しくみていきたいと思いますので、興味のある方は併せてご覧になってみてくださいね。
ブロードマインド株式会社
執筆者:平原 直樹
財産形成や退職金運用といったお金の殖やし方を多くの方に伝えるべく、日本全国で年間100件を超えるセミナーを開催。最近では、高齢者の財産管理手法として、家族信託を広めるべく活動中。

■保有資格
・IFA(証券外務員一種)
・TLC(生命保険協会認定FP)
・2級FP技能士
・家族信託コーディネーター
・旅行業務取扱主任者

■得意分野
資産運用、ライフプラン、保険全般、住宅ローン、相続、家族信託

■実績
マネーセミナー:年間100回以上開催
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