【投資初心者向け】TOPIXとは何を表す指標なの?

2019.02.08 (更新日:2019.02.08)
「これから投資を始めてみたい!」とお考えのみなさま。書籍やインターネット、あるいは投資に詳しい友人などから、さまざまな情報を収集し始めていることでしょう。さて、投資を行うにあたっては経済状況を把握する必要があるわけですが、「日経平均」や「TOPIX」といった経済指標を正しく理解できていますか?今回は、ファイナンシャルプランナーの平原直樹(所属:ブロードマインド株式会社)が、TOPIXについて解説いたします。
■そもそもTOPIXとは?
TOPIXとは「Tokyo Stock Price Index」の略称で、東証株価指数ともいわれています。日本の景気動向を図るための指標として活用されているわけですが、日本取引所グループによると以下の通り記されています。
TOPIX(東証株価指数)とは、東証市場第一部に上場する内国普通株式全銘柄を対象とする株価指数です。
昭和43年(1968年)1月4日の時価総額を100として、その後の時価総額を指数化したものであり、日本経済の動向を示す代表的な経済指標として用いられるほか、ETFなどの金融商品のベンチマークとして利用されています。
(出典:TOPIX(東証株価指数)/株式会社日本取引所グループ
つまり、基準日である1968年1月4日と比べて、TOPIXが上がったか?下がったか?をみるということですね。
なお、同じような指標として「日経平均」もありますが、TOPIXと日経平均はまったく異なる指標となりますので、投資を行ううえではそれぞれの違いをおさえておく必要があります。では、次で確認していきましょう。
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■TOPIXと日経平均の違いとは?
まず、日経平均は東証一部に上場する株式の中から225銘柄を選定のうえ算出された指標であるのに対し、TOPIXは東証一部の全銘柄が対象となっています。そのため、日経平均と比較して、TOPIXのほうがより日本全体の株価動向をチェックできるといえるでしょう。
また、日経平均は「株価」を利用した指標であるのに対し、TOPIXは「株価」×「発行済み株式数」で計算した「時価総額」を利用します。そのため、日経平均は株価が高い銘柄の影響を受けるのに対し、TOPIXは時価総額が大きい銘柄の影響を受けることになります。時価総額が大きい会社というのは、その分信用度が高い会社ということになるので、日本を代表する大企業が中心となります。つまり、TOPIXは大企業の株価の影響を受けやすいということですね。
それぞれどのような企業が名を連ねているのかというと、株価が高い銘柄としてはユニクロで有名なファーストリティリングや、キーエンスが上位になっています。一方、時価総額が大きい銘柄は、トヨタ自動車やNTTドコモが上位となっています。なお、日経平均は「~円」という単位で表されるのに対し、TOPIXは「~ポイント」という単位で表されます。ちなみに、2018年最終日(2018年12月28日)のTOPIXは1,494.04ポイントでした。
■TOPIX以外の指数はあるの?
前述の通り、TOPIXは東証一部に上場している企業の時価総額を利用して算出します。言い換えれば、東証一部に上場すれば必ずTOPIX銘柄になるということです。では、日経平均のように、TOPIX以外の指数はあるのでしょうか?
たとえば、東証一部の中から一部の銘柄を抜粋した「TOPIXニューインデックスシリーズ」という指標もあります。TOPIXニューインデックスシリーズは、TOPIX Core30、TOPIX Large60、TOPIX Mid400、TOPIX Small、TOPIX 100、TOPIX 500、TOPIX 1000の7つで構成されています。このなかで一番有名な指標が、TOPIX Core30です。TOPIX Core30は、東証一部上場銘柄の中から時価総額・流動性が特に高い30銘柄で算出されます。市場の実勢がわかるように、毎年10月に銘柄の入れ替えが発生します。
日経平均の場合、225銘柄の選定は日本経済新聞社という一企業が行いますが、TOPIXニューインデックスシリーズの場合は東京証券取引所が選定を行います。2019年1月現在、TOPIX Core30に選定されている銘柄は以下の通りです。多くの方がご存知であろう大企業が並んでいますね。
 日本たばこ産業
 セブン&アイ・ホールディングス
 信越化学工業
 花王
 武田薬品工業 など・・・
いかがでしたでしょうか?株式投資を始める場合、割高なタイミングで購入しないためにも全体の相場観を身につけるのはとても重要なことです。TOPIXは、日経平均と同じくニュースで耳にする機会の多い経済指標となります。2019年こそは投資を始めてみたい!という方は、ぜひ「TOPIXは何ポイントになったのだろう?」と毎日のニュースをチェックしてみてくださいね。
ブロードマインド株式会社
執筆者:平原 直樹
財産形成や退職金運用といったお金の殖やし方を多くの方に伝えるべく、日本全国で年間100件を超えるセミナーを開催。最近では、高齢者の財産管理手法として、家族信託を広めるべく活動中。

■保有資格
・IFA(証券外務員一種)
・TLC(生命保険協会認定FP)
・2級FP技能士
・家族信託コーディネーター
・旅行業務取扱主任者

■得意分野
資産運用、ライフプラン、保険全般、住宅ローン、相続、家族信託

■実績
マネーセミナー:年間100回以上開催
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