今さら聞けない!?日経平均(日経平均株価)とはどんなもの?

2019.02.04 (更新日:2019.02.04)
ニュース番組や新聞等で見聞きすることの多い「日経平均(正しくは日経平均株価)」という言葉。会社勤めの方などの場合、日常会話に登場する機会もあるでしょう。とはいえ、なんとなく日本の株価に関係することはわかるけれど、具体的に何を表しているのかわからないという方も少なくないのではないでしょうか?今回は、ファイナンシャルプランナーの平原直樹(所属:ブロードマインド株式会社)が、日経平均について解説いたします。
■日経平均(日経平均株価)とは
日経平均についてみていきましょう。冒頭でもお伝えした通り、正しくは日経平均株価のことで、東証一部に上場している銘柄の中から日本経済新聞社が225銘柄を選定し、計算している株価の指標のことです。225銘柄の株価が上がれば日経平均株価も上がり、225銘柄の株価が下がれば日経平均株価も下がるということですね。
そして、この225銘柄は一度選ばれたら終わりではなく、定期的に入れ替えが行われています。2018年には古川機械金属が外れて、サイバーエージェントが選定されました。なお、銘柄数に着目して「日経225」と呼ばれることもあります。つまり、日経平均、日経平均株価、日経225はすべて同じ指標を指しているということですね。
さて、日経平均とありますが、実は225銘柄の株価の単純な平均値を算出しているわけではなく、いくつかの修正をして計算されています。また現在、日経平均は東京証券取引所にて、株式取引されている時間帯に5秒間隔で算出されています。昨年までは15秒ごとに算出されていたので、よりリアルタイムに算出されていることがわかりますね。いずれにせよ225銘柄に選定されることは、日本を代表する株式の銘柄と見なされることになりますので、とても名誉なことといえるでしょう。
■日経平均は日本の経済状況を表しているの?
日経平均が上がったからといって、上場しているすべての株式の株価が上がっているわけではありません。当然、日経平均が上がった日でも株価が下がる銘柄はたくさん存在します。これは225銘柄に選定されていても同様です。
また、日経平均はいくつかの修正をしているとはいえ、株価の平均値をベースに算出しているため、株価の高い値嵩株(ねがさかぶ)の影響を受けやすくなります。たとえば、日本最大の時価総額(株価×発行済株式数)を誇るのはトヨタ自動車ですが、日経平均に大きな影響を与えるのはユニクロで有名なファーストリテイリングです。2月1日時点における株価を比較してみると、トヨタ自動車は6,655円ですが、ファーストリテイリングは50,810円です。株価として8倍近くの差があるので、ファーストリテイリングのほうがトヨタよりも日経平均の値動きに影響を及ぼすというわけです。
こうしたことから、日経平均は必ずしも日本経済全体のバロメーターになっていないという声もあるようです。しかしながら、日本を代表する上場企業の225銘柄の株価の傾向がわかる日経平均なので、日本全体の経済状況のバロメーターになっている面もあるといえるでしょう。
いかがでしたでしょうか?日経平均の値動きに注意を向けることは、日本の経済状況に関心を持つきっかけの一つにもつながります。「マネー知識をつけたい!」「社会人として経済状況をきちんと把握しておきたい!」という方は、まずは朝夕のニュースなどで日経平均の動きをチェックすることから始めてみてはいかがでしょうか。
ブロードマインド株式会社
執筆者:平原 直樹
財産形成や退職金運用といったお金の殖やし方を多くの方に伝えるべく、日本全国で年間100件を超えるセミナーを開催。最近では、高齢者の財産管理手法として、家族信託を広めるべく活動中。

■保有資格
・IFA(証券外務員一種)
・TLC(生命保険協会認定FP)
・2級FP技能士
・家族信託コーディネーター
・旅行業務取扱主任者

■得意分野
資産運用、ライフプラン、保険全般、住宅ローン、相続、家族信託

■実績
マネーセミナー:年間100回以上開催
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