ファイナンシャルプランナー推奨!効果的な投資信託を選ぶための5つの基準

2018.08.20 (更新日:2018.09.03)
資産運用の中でも、比較的安定して資産を殖やしていける投資信託。銀行や証券会社から数々の商品が出ていますよね。「投資信託を始めたいけど、どの商品を選んだらいいのかわからない・・・」そんな方のために、ファイナンシャルプランナーの堂面 洋平(所属:ブロードマインド株式会社)が投資信託の選び方の基準についてお伝えいたします。
■投資信託を選ぶ基準は5つ!
投資信託の商品を選ぶ前に、まず最初にご自身の考えを整理しておくことが大切です。
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・投資目的は何か?(結婚資金、教育資金、車の買い替え資金、老後資金の準備等)
・投資金額はどのくらい?
・投資形態は?(積立型or一括型)
・資産分散でどの項目を目指すのか?(短期《5年以内》、中期《5~10年以内》、長期《10年以上》等)
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その上で、下記5つの基準を活用すると、効果的な投資信託を選ぶことができると思います。
【1】運用成績
最低でも5年は運用しているファンドを選択することがおすすめです。その理由は、運用期間が短いと今後の運用方向を検討するのに材料が乏しく、仮に現時点での成績が良かったとしても、たまたまその時の市場が良かっただけ・・・ということもあり得るからです。それを考慮すると、最低でも5年間分の運用実績を見ることができる商品を選ぶようにしましょう。
長い期間運用していると、ある程度は将来の予想も検討づけることができます。そうすると、ご自身の目的に合った投資運用の実現が近づいてきます。
【2】コスト(費用)
投資信託の手数料は大きく分けて3つあります。販売会社に支払う「販売手数料」、運用会社・信託銀行・販売会社に対して支払う「信託報酬」、解約時に発生する「信託財産留保額」です。その中で、大半のファンドは「販売手数料」と「信託報酬」の2つの手数料で構成されています。そこで、ポイントとなるのは手数料のどこに着目するかということになります。
まずは、「販売手数料の有無」に着目してください。最近では、ノーロードと呼ばれる販売手数料が0円の投資信託が販売されています。当然、販売手数料がかからないほうが、預けた資産をすべて運用に回すことができます。ここで気になるのが実績かと思いますが、販売手数料のかかる銘柄が、かからない銘柄よりも運用実績が良いというわけではありません。ノーロードでもしっかりと実績のあるファンドも存在します。そのため、なるべく無駄な初期コストのかからないものを選択することがおすすめです。
次に信託報酬ですが、これは保有残高に対して毎年かかる管理手数料になります。この手数料は一般的に毎年0.1~2%程度かかります。そのため、見極めとしては0.1%でも実績が乏しいファンドを選ぶよりは、長期間で着実に実績を上げているファンドに投資すべきでしょう。
【3】ファンドの保有純資産残高
保有純資産残高に関しては、規模が大きいとそれだけ銘柄に資金を振り分ける金額が多くなり、分散効果が上がることで効率の良い運用が可能となります。これに対して、純資産残高が10億円を下回った場合、運用途中で中止(繰り上げ償還)の可能性も出てくるので、最低でも50億円以上保有しているファンドを選択することが理想です。
【4】ファンドの目的
投資する目的が決まれば、当然その投資先がどのような目的で運用されているのかが重要になってきます。そこで着目するのは下記の3つです。
(1)投資の目的…どんな成果を目指して運用しているか?(目標リターン等)
(2)主要投資対象…投資対象は何か?(国内外、債券、株式、リート等)
(3)投資方針…どんな方針で運用しているか?(短期~長期、ポートフォリオ等)
【5】再現性
ファンドの中には、スターマネージャーといわれるカリスマ的な指導者を置くこともあります。しかし、たとえば急にこのファンドマネージャーが亡くなった場合は、それ以前に運用していた方法がガラリと変わってしまうといったケースもあります。そのため、継続して運用を再現するためには、1人のスターマネージャーを置かず、優秀なファンドマネージャーを複数名置き、さらにその下に候補者も複数置くことが必要になります。そうすることで、時代を超えてそのファンドの投資マインドを自然に引き継がせる流れができ上がるというわけです。
このようなファンドを選べば、運用手法が代々受け継がれるため、運用方法の転換への心配も軽減することでしょう。長期の運用に優れたファンドは、こういった階級制を導入しているところが多いです。
■人気の商品がベストとは限らない!
まずは、上記5つの基準を押さえましょう。そこから運用の枠組みができて、初めて投資する商品を具体的に選定することになります。一社の証券会社の中でも、投資信託の商品の取扱数は数千にも及びます。その中からひとつひとつ見比べて、自分にとってベストな商品はどんなものなのかを選ぶのには骨が折れますよね。
ランキング上位の商品が必ずしも自分にとってベストな商品とは限りません。まずは自分の状況を把握し運用方針を決め、運用方針に合致するものの中からコストや運用成績などで取捨選択していきましょう。そうすることで、自分にベストな投資信託が決まります。
また、積立NISAや確定拠出年金(企業型・iDeCo)にもこの考え方が重要です。これから投資を始めたい!と思っている方は、ぜひ一度Sodan[ソダン]のファイナンシャルプランナーに相談してみませんか?あなたに合った最適な資産形成をご提案させていただきます。
ブロードマインド株式会社
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