お金のプロが解説!ミニ株は投資初心者にもおすすめなの?

2018.07.10
ビジネス雑誌だけでなく、女性誌などでも目にする機会のある「ミニ株」。少額で始められるということで、「資産運用デビューにどうかしら・・・?」と気になっている方もいるのではないでしょうか?そんな今回は、「ミニ株」は投資初心者にもおすすめなのか、お金のプロであるファイナンシャルプランナー(FP)が解説いたします。
■通常の株とミニ株はどう違うの?
少し専門的な話になりますが、株式の売買には「売買単位」というものが存在することをご存知でしょうか?
普段目にする上場企業の株価は1株あたりの値段ですが、実際には1株単位で購入できることは少なく、100株や1,000株といったまとまった単位で購入することになります。これを「売買単位」といいます。
たとえば、A社の株価が35,000円で、売買単位が100株だったとすると、最低でも35,000円×100株=350万円からしか購入できないということになります。手元の資金に余裕があれば別ですが、特定の会社に350万円を一気に投入するとなると、リスクが高いうえに一般の方にはなかなか手が届きにくいですよね。
そこで、今回のテーマである「ミニ株」が候補に浮上するというわけです。ミニ株であれば1株から購入することができるため、上記の場合であれば35,000円から購入できることになります。先ほどと比べると、グッと手が届きやすくなったように感じませんか・・・?
■ミニ株にデメリットはあるの?
少額から始められるということで非常にメリットの大きい「ミニ株」ですが、デメリットはあるのでしょうか?以下で確認していきたいと思います。
まずは、「議決権」についてです。通常、その会社の株式を保有している株主は株主総会へ招待され、企業の今後の方針や重要事項の決定に携わる権利が与えられますが、ミニ株を保有しているだけではその権利が与えられません。
次に、「株主優待券」についてです。株主への感謝の気持ちとして、株主優待券を発行している会社もありますが、ミニ株ではその恩恵を受けることができないことが一般的です。
最後に、「売買手数料」についてです。やはり、通常の株式売買の手数料よりも少し割高に設定されています。
■ミニ株はお金のプロから見ておすすめ?
前述でいくつかデメリットを挙げましたが、何より少額で始められ、配当を受け取ることもできますし、「ミニ株」を積み上げて売買単位に到達できれば、「単元株」として議決権や株主優待券の権利も発生します。このようなことから、総じてみれば投資初心者の方にとっては悪くない選択肢といえるでしょう。
ただし、金額は少額だったとしても株式であることには変わりありません。かつて、リーマンショックが発生した当時は、1年間で株価が半分になってしまうことも珍しくありませんでしたので、あくまで余裕資金の範囲で取り組んでいくことをおすすめいたします。
■ミニ株を始めたい!そんな場合はどうする?
「ミニ株」を始めるには、取り扱いのある証券会社の口座を開設するところから始める必要があります。どこの証券会社でも取り扱いがあるわけではないので注意が必要ですね。
また、少額で投資をスタートしたいということであれば、必ずしも「ミニ株」がベストとは限りません。一口に資産運用と言ってもじつにさまざまありますので、まずは自分に合った資産運用をお金のプロであるFPに相談してみるのも良いかもしれませんね。
ブロードマインド株式会社
IFA(証券外務員一種)、CFP(ファイナンシャルプランナー)、MDRTなど多数のライセンスを保有。実務は10年以上にわたり、全国1,500名以上のクライアントを担当するなど経験豊富なコンサルタントです。
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