独身の兄弟・姉妹がいたら……先々どんなお金の心配が想定される?

2018.04.25
結婚後は、教育資金や住宅ローン、夫婦の老後や親の介護など、何かと心配が尽きませんよね。そんな中、独身の兄弟・姉妹のこれからのことが気にかかるという方も少なくないのではないでしょうか。結婚されている方の場合、もしもの際にはパートナーやお子さまが支えになることが大半ですが、シングルの方は頼れるパートナーがいない分、ご自身で支えきれなくなった場合には両親や兄弟・姉妹が支えるということも……。そんな今回は、独身の兄弟・姉妹がいる方が考えておくべきことについてのコラムをお送りいたします。
■独身の兄弟・姉妹がいる場合のお金の心配ごととは?
まずは、独身の兄弟や姉妹が病気やケガにより働けなくなった場合を考えてみましょう。単に治療費がかかるだけではなく、治療が長期化した場合には収入減となることも。そうなると生活そのものが厳しくなるため、実家あるいは兄弟・姉妹の家で同居したり、ご家族で金銭的な援助を行うといったことが考えられます。
また、介護が必要になった際はどうでしょう?お身体の状態によっては、介護施設への入居やホームヘルパーのようなプロに頼むことになりますよね。そうなると、金銭的な負担が大きいためご家族で援助することになるでしょうし、経済的に厳しい場合は、両親や兄弟・姉妹で面倒をみるといったケースも考えられます。
なお、たとえずっと健康でいられたとしても、避けられないのが老後の生活費用。国から十分な年金を受け取ることができれば問題ないのですが、なかなか難しいと言われている昨今。きちんと老後の備えができておらず、年金だけでは月々の生活が苦しいとなった場合、足りない生活費を兄弟・姉妹で補填したり、住宅費用がかからないよう同居するということも考えられます。
このように、独身の兄弟・姉妹に万が一のことがあった場合、ご両親あるいはご自身にもさまざまな負担が重くのしかかってくるということですね。とはいえ、大事な兄弟・姉妹ですから、何もしないというわけにはいかないでしょう……。では、それを踏まえて何かすべきことはあるのでしょうか?
■みんなが元気な「今」のうちに話し合いをしておこう!
万が一のことが起きてもカバーできるよう貯金しておくという方法もありますが、ご家族の生活やお子さまの教育資金、ご夫婦の老後への備えも必要となる中、「備えてあげたいけど経済的に厳しい……」という方がほとんどだと思います。
まずは、兄弟・姉妹自身でどのような対策をされているのか?を事前に確認しておきましょう。貯金や保険による備えなどができているか、金額も含め確認することが大切です。「しっかり保険に入っているらしいから、大丈夫!」と思われた方も油断は禁物です。「保険に入っている=絶対に安心」というわけではありません。保険会社や商品によって、万が一のときに保険会社から受け取れる金額や条件は異なります。
たとえば、民間の介護保険の中でも、軽度の介護状態で保険会社からお金を受け取れるものもあれば、寝たきりのような重度の状態にならないとお金を受け取れないこともあります。このようなことは、介護保険以外の保険商品にも見受けられます。ぜひ兄弟・姉妹が加入されている保険はどの段階になればお金を受け取ることができるのか、受け取れる金額とともに確認しておきましょう。
あわせて、独身である本人の意向を確認することもお忘れなく。たとえば、介護などのハプニングが起きた際に、実家や兄弟・姉妹のフォローを希望されるのか、また施設への入居を希望されるのかなど、本人の意向によっても対策方法が異なってきますよね。
そして、これらはみんなが元気な「今」のうちに話し合いをされることをオススメいたします!とはいえ、いくら仲の良い兄弟・姉妹でも、お金や保険の話となるとなかなか話しづらいという方も多いのではないでしょうか。でも、兄弟・姉妹やご自身のためにも、考えていかなければいけないことですよね。
「どう切り出せば良いのかわらない……」という方は、ぜひお近くのファイナンシャルプランナーを交えて話し合ってみてはいかがでしょうか?実際に、「家族ではない他者、かつお金のプロであるFPだからこそ、これからの話を一緒にできた!」というお声もよく頂きます。ゆくゆくは考えていかないといけない「お金」のこと、ぜひこの機会にお話されてみてくださいね。
ブロードマインド株式会社
執筆者:大坪 美樹
大学時代に苦学生の経験をし、その後FPの道へ!「お金のことをわかりやすく」をモットーに日々活動しています。

■保有資格
・TLC(生命保険協会認定FP)
・2級FP技能士

■得意分野
保険全般、ライフプラン、家計管理

■実績
マネーセミナー:年間50回以上開催
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