30代独身の私。どれくらい貯金しておけば先々も安心できる?

2018.03.13
女性の社会進出が加速しつつある日本において、あえて「シングルライフを楽しむ」という選択をされる方も増えてきていますよね。そんな今回は、30代を迎え、仕事もプライベートも充実させている独身女性の方が考えるべき「貯金の目安」についてです。
■そもそも、なぜ貯金しなければいけないの?
日常生活を送るにあたって、ご自身の収入の中で問題なくやりくりすることができるのであれば、わざわざ貯金する必要性を感じないという方も少なくないでしょう。特に30代となると、責任のある仕事を任されるようになるなど、仕事に対するモチベーションが高いうえ、まだまだ体力にも自信がある頃ですので、より危機感を感じにくいのではないでしょうか?
そんな、“貯金がないのに危機感を感じていない方”は要注意です!今は問題がなくても、いつ病気やケガで働けなくなり収入が減る、または、予想外のハプニングにより出費が膨らむかは誰にもわかりません。そう思うと、万が一の事態が起きた際にご自身の生活を守れるよう、やはり貯金による備えは必須であるといえます。
特に、シングルの女性の方はこの備えが大切です!何かあった時に、経済的に頼り続けられる人がいれば良いのですが、そうでない場合、いざというときに頼れるのはご自身のみですよね。将来の自分のためにも、「何のためにお金を貯めるのか」というゴール(目的)を明確にしたうえで、今からしっかり備えておきたいところです。
■30代独身女性を待ち受けるリスクとは?
では、30代シングル女性に想定されるハプニングにはどのようなものがあるのでしょうか?
【突然の病気やケガ】
たとえば、突然の病気やケガにより、「治療費」という出費が膨らむことが考えられますよね。治療が長期化した場合は、治療費がかかるだけではなく、「収入が減る」ということもあり得ます。実際、ガンや精神疾患など、治療が長期化しやすいと言われている病気の場合、お身体の状態などにより雇用形態を変えざるを得ないという方も多いようです。
【家族の介護】
また、ご自身は健康であったとしても、親御さまやご兄弟の病気・介護によるサポートのため、「金銭面での援助(支出増)」や「仕事を辞める(収入減)」というケースもあります。
【先行き不安な年金】
なお、いずれ誰にでも訪れる「老後」も忘れてはいけません。もちろん、老後の生活を送るにあたって、国から充分な金額の年金を受け取ることができるのであれば良いのですが、それがなかなか難しいといわれている現代。ご自身が老後を迎える頃には、何歳から、どれくらいの金額を受け取ることができるのか……心配は募るばかりですよね。
この老後における問題は、日本に住んでいる限り必ず降りかかるリスクとも言われています。せっかく何十年も頑張って働いてきたのですから、老後くらいは余生を楽しみたいですし、少なくともご自身の生活は守りたいですよね。そのためにも、この老後の備えも考えておく必要があるといえます。
■先々困らないために、どれくらい貯金しておけば良いの?
では、先々困らないために、どれくらいお金を貯めておけば良いのでしょうか?
残念ながら、備えておくべき金額は人それぞれですので明確な答えはありません。しかし、先々ご自身にどのようなリスクが想定されるのか、また、それに対して現時点でどれくらい対策ができているのかを考えることで、必要な金額がみえてくるかと思います。
たとえば、ご自身が病気になった時を考えてみましょう。膨らむ治療費(出費増)に対して、すでに加入している保険で補うことができるのであれば、必然的に準備すべき貯金額は減らすことができますね。その際は、治療の長期化により収入が減った場合も、治療費とご自身の生活まで補えるのかまで必ず考えておきましょう。
また、30代独身女性となると、住宅購入されている方もいらっしゃいますよね。たとえばマンションを購入し、当面は住宅ローンの返済が続くという方は、収入が減ってもローンを返済し続けられるような対策を打っておかなければいけませんよね。
なお、ご家族の介護も、ご自身の生活に大きく影響してきますので考えておく必要があります。介護にどれくらいのお金がかかるのかというと、一時金:80万円、月額:7.9万円が全国平均のようです(参照:平成27年度 生命保険に関する全国実態調査<速報版>/公益財団法人生命保険文化センター)。
同調べによると、介護期間の平均は4年11ヵ月のようですので、トータルで550万円近いお金が出ていくことになります。もちろん、介護の度合いによってかかる金額も異なりますが、いずれにしても大きな金額ですよね。
さらに忘れてはいけないのが、老後の備え。老後生活の支えといえば、大きく「年金」と「退職金」になるかと思いますが、ご自身がどれくらいの年金額を受け取ることができるのか、退職金はどれくらい出るのかを早めに確認しておきましょう。
というのも、この金額と老後にかかる生活費によって、年金だけでやりくりできるのか、それとも赤字になるのか……結果が大きく変わってきます。そして赤字になるのであれば、不足分を退職時までにしっかりと貯めておかなければ、当然ですが老後の生活が苦しくなってしまうというわけです。
このように、先々起こりうるリスクを想定し、それぞれに対して現時点でどれくらい対策ができているのかを考えていくと、必要な金額がある程度みえてきませんか?とはいえ、ご自身に起こるハプニングはもちろん、前述の介護の例のように、周りの大切な方々のハプニングによる負担が発生することもあります。よって、各々できちんと対策ができているのかも事前に確認しておくことをおすすめします。
ライフプランニングのご相談を受けるなかで、「親からは“民間の介護保険に入っているから心配しなくて大丈夫!』と言われているので、親の介護は考えなくても大丈夫ですよね?」なんて質問をいただくことがありますが、親御さまが加入されている保険商品によっては、重度な介護状態にならないとお金を受け取れないなんてことも……。繰り返しにはなりますが、ご自身の生活を守るためにも、ご自身だけでなく親御さまやご兄弟がどれくらいリスクに対して備えているのかも確認しておきましょうね。
■今こそライフプラン設計を!
今回は、代表的なリスクをいくつか挙げました。備えるべきリスクや金額、備え方は人それぞれです。ぜひ、ご自身の場合だったらどのようなリスクに備えておかなければいけないのか、また、どれくらいの貯金があれば安心なのか、を今後のライフプランをもとに考えてみてくださいね。そもそも、ライフプランニングをしたことがないという方は、この機会に私たちFPと一緒に考えてみませんか?
人生は楽しいことも多いですが、ハプニングも多い!ハプニングが起きても、しっかりと生活を守りつつ、楽しい日々を過ごせるように備えておきましょう♪
ブロードマインド株式会社
執筆者:大坪 美樹
大学時代に苦学生の経験をし、その後FPの道へ!「お金のことをわかりやすく」をモットーに日々活動しています。

■保有資格
・TLC(生命保険協会認定FP)
・2級FP技能士

■得意分野
保険全般、ライフプラン、家計管理

■実績
マネーセミナー:年間50回以上開催
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