貯金ができない30歳独身女子……家計見直しのポイントとは?

2018.03.09
平日は仕事に励み、土日は買い物や友人たちとのランチ等を楽しむ独身OLの香奈さん(仮名)。そんな香奈さんの悩みごとは「貯金ができない」ということ。そこで今回は、香奈さんの家計のどこを見直せば良いのか?を、現在の収支状況から紐解いていきたいと思います。
●香奈さん(仮名)[30歳独身、一人暮らし]
 悩みごと:貯金ができない
 譲れない条件:美容・ファッション
【香奈さんのマネー情報】
 現在の貯蓄:50万円(普通預金)
 収支赤字はボーナスから補填

■現在の生活を続けると、どんなリスクが潜んでいるの?
それなりに楽しく毎日を過ごしているけれど、毎月の収支が赤字。年2回のボーナスも赤字の補填に回しているため、手元に残らない。この繰り返しで、気づけば貯金もほとんどできていない……。
さて、そんな生活を続けたら、どんなリスクが待ち受けているのでしょうか?
最も気になるのは、“貯蓄ができていない”という点ですよね。そんな中、何かしらの事情により、万が一収入が途絶えることになってしまった場合を考えてみたいと思います。
香奈さんの場合、現在の月額支出が20万円で貯蓄残高が50万円ですので、万が一収入が途絶えることになった場合、2ヵ月強で貯蓄が途絶えることになってしまいます。
仮に、転職する場合であっても、すぐに転職先が見つかるとは限りません。よって、仕事を辞めてから新たな仕事が見つかるまでの間は、貯蓄を取り崩して生活することになります。もちろん失業保険を利用することも可能ですが、転職などの自己都合扱いの場合、退職後3ヵ月間は失業保険が給付されませんので注意が必要です。
以上のことから、やはり最低でも生活費の3ヵ月分程度の貯蓄残高がないと、万が一の際に生活できなくなってしまうリスクがあるといえます。
さらに、大病などをした場合は、上記の他に医療費も必要となります。こうした場合に備えるのが保険ですが、香奈さんの場合は無保険であるのも気がかりです。無保険ということは、大きな怪我や病気をしたら貯蓄から医療費を支払う必要があるわけですが、香奈さんの場合はその貯蓄もありません……。
このことから、現在の生活を続けると、何かの拍子に一気に危機的な状況に陥るリスクがあることがわかりますね。では、この危機的な状況を回避するには、どのように家計を見直していけば良いのでしょうか……?
■FPからみた家計見直しのポイントとは
香奈さんの場合、現在の手取り収入(17万円)に対して支出(20万円)が超過しているため、毎月の家計が赤字になっています。この収支状況では、今後も貯蓄を増やしていくことは難しいでしょう。そのため、まずは毎月の収支状況を大きく改善する必要があります。
収入と比較して過大なのが、「家賃」と「美容・ファッション」です。手取り収入に対して、「家賃」は約45%、「美容・ファッション」は約30%近くかかってしまっていることがわかります。つまり、全体の75%程度がこの2つで占められているということですね。通常、手取り収入の20%を貯蓄するべきことを考えると、本来この二つ以外に使えるお金は、香奈さんにはほぼないといえます。
しかし、「食費」や「水道光熱費」、「通信費」など、生活するうえで必ず必要な費用がありますよね。そのため、「家賃」と「美容・ファッション」以外の支出を0円にするというのは現実的ではありません。これらのことから、毎月の収支状況を改善するには、以下2つの方法しかないといえるでしょう。
 収入を増やす
まずは、収入を増やすことです。前述の通り、現在の収入では、今の生活レベルを維持することができません。そのため、より高い収入が望めるところに転職するのか?、副業などで収入口を増やすのか?、ご自身に合った方法で収入を増やすことを検討してみましょう。
ただし、転職したからといって今より高い収入が得られる保証はありませんし、副業がお勤め先で認められておらず、規定違反になってしまう可能性もありますので、この辺りはよく考えたうえで行動に移すようにしてくださいね。
 支出を削る
次に、支出を削ることを考えてみましょう。Cさんの場合、まず考えるべきは過大な支出となっている「家賃」と「美容・ファッション」です。「どうしても美容・ファッションは削れない……」ということであれば、家賃に関して大きなメス入れを行う必要があるかと思います。劇的に収支を改善するにために、一人暮らしを止めて実家に戻ることを考えてみてはいかがでしょうか?これが可能であれば、たとえご自宅にいくらかお金を入れるにしても、家賃は0円です。
地方出身者など、実家に戻ることが現実的ではない場合は、違う選択肢を考える必要がありますね。一般的に、家賃は手取り収入の30%程度といわれていますので、現在の収入感から考えると、家賃は多くても6万円まで(35%)が一つの目安になるかと思います。勤務地からは遠くなるかもしれませんが、家賃の安い郊外に引っ越しをすることを検討してみてはいかがでしょうか?
なるべく都市部に住みたい場合は、友人などと同居するのも悪くありません。一人暮らしと比較すると、家賃や光熱費を折半することで出費を抑えることができます。
いかがでしたでしょうか?「なんとかしなきゃ……」と思っていても、なかなか手つかずになりがちな家計改善。後回しにすればするほど悪化する一方ですので、一歩ずつ家計改善に取り組んでいってくださいね!
ブロードマインド株式会社
第一種証券外務員を保有するお金のプロ!
難しいお金の話を分かりやすく解説します。
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