投資と貯金のバランスはどう考えたら良いの?

2017.09.14 (更新日:2018.08.15)
これまでは普通預金などで貯金をしてきたけれど、よりお金を殖やすために新たに投資を検討しているという方もいらっしゃるのではないでしょうか?ファイナンシャルプランナーの大坪美樹が、投資初心者の方向けに「貯金に回すお金」と「投資に回すお金」のバランスについてお伝えしたいと思います。
■「貯金に回すお金」と「投資に回すお金」の配分はどう考える?
低金利のこのご時勢、ただ銀行に預けているだけではお金は殖えてくれません。仮に、1,000,000円を普通預金に10年間預けていたとしても、10年後には約1,000,100円にしかなりません(金利0.001%と仮定)。しかし、ちょっとした旅行や買い物、先々訪れる結婚や住宅購入、老後などのライフイベント、突然の病気やケガなど……何をするにもお金が必要ですよね。
そんななか、最近ではNISAやiDeCoなど初心者でも始めやすい投資も増えてきているので、投資を検討しているという方も少なくないのではないでしょうか。仮に、金利3%の金融商品で、1,000,000円を10年間運用した場合、なんと10年後には約1,350,000円に!
どちらもお金を預けているだけなのに、運用先の金利によって、10年後に受け取れる金額には大きな差が開くということがわかります。せっかくならばこの金利を上手く活用し、普通預金や定期預金に預けっぱなしになっている貯金を投資商品に動かして、運用にチャレンジしてみたいものですよね。とはいえ、運用に失敗して生活が苦しくなってしまうということだけは避けなければいけません。
では、貯金のうちどれくらいの金額を運用に回しても良いのでしょうか?
ぜひ、“日常生活に必要なお金(毎月の出費)×3ヵ月分”と“直近で使う可能性のある金額”を除いた金額を運用に回すようにしましょう。
■貯金のすべてを投資に回してはいけない理由
さて、ここからは「なぜ貯金のすべてを投資に回してはいけないのか?」についてお伝えしたいと思います。
投資は、お金を殖やす手段である一方で、基本的に元本保証ではないため損をする可能性もあります。そのため、たとえば転職や急な転勤による引っ越し、突然の病気などで急遽まとまったお金が必要になった場合、受け取り時の資産価値が下がっていると、本来預けていた分よりもお金が少なくなってしまう恐れもあります。そうなると、お金が足りずに困ってしまうかもしれませんよね。そこで、損をしてしまった際のリスクをなるべく抑えるために、当面生活に困らない金額分は最低限手元に残しておくことが重要というわけです。
「よりお金を殖やしたいから、まとまったお金を一括で運用したい!」という方も、まずは“普段の生活に必要なお金×3ヵ月分”の貯金を手元に残した状態でスタートしてみましょう。そして、運用によって殖えたお金をさらに運用に回すことをオススメいたします。
■その他、これから投資を始める方へのアドバイス
前述のような、まとまったお金を一括で運用するという方法以外に、毎月貯金するかのように投資できる商品もあります。最近では、月々1,000円から運用できる商品もあるので、投資初心者の方には抵抗が少なく始めやすいのではないでしょうか。
また、金利が高いからといって、投資に回すお金のすべてを1つの金融商品に預けるのはハイリスクです。なぜなら、その商品の価値が急落した場合、預けていた金額の価値も大幅に下がってしまうからです。そのため、教育資金や住宅購入資金、老後資金など、生活をするうえで確実に必要となる資金の準備が目的であれば、金融商品の中でも、元本保証を確保しながら金利がついてくれるような金融商品がオススメです。
いかがでしたでしょうか?一口に投資と言っても、じつにさまざまな種類の投資商品があります。運用目的や運用期間、個々の運用に対する考え方によって、その人に合う商品は異なります。また、現在手元にある貯金を使って一括で運用を考えられている方は、今後ご自身がどのようなライフプランを歩んでいきたいのか?によって、投資に回す金額や手元に残しておく金額が異なります。
「私にはどんな商品が合うの?」という方や、「どれくらいの金額を運用に回して良いのかわからない!」という方は、お近くのファイナンシャルプランナー(FP)に相談されることをオススメいたします。ぜひご自身にあった運用方法で、投資ライフを楽しめますように♪
ブロードマインド株式会社
執筆者:大坪 美樹
大学時代に苦学生の経験をし、その後FPの道へ!「お金のことをわかりやすく」をモットーに日々活動しています。

■保有資格
・TLC(生命保険協会認定FP)
・2級FP技能士

■得意分野
保険全般、ライフプラン、家計管理

■実績
マネーセミナー:年間50回以上開催

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