結婚したいけど奨学金の返済がある。完済してから結婚すべき!?

2016.04.28 (更新日:2017.07.06)
来年、彼氏と結婚することに。結婚前に奨学金を完済したいけど、そうすると貯金が少なくなってしまう。結婚式のお金や新居など、必要なときに貯金がないのも困るし……。奨学金の返済、貯金、結婚……何を1番に優先すべきなのかな?
■結婚する場合、奨学金を完済したほうがいい?
日本学生機構の調査によると、半数以上の大学生が何らかの奨学金を利用しているそうです。平均の借入金額は200万円を超え、院生だと300万円を超える金額になるそうです。仮に、4年生の在学期間中、毎月5万円を第二種奨学金(有利子タイプ)で利用したとします。社会人になって、毎月約16,800円ずつ返済したとすると、返済完了までは15年かかります。22歳で卒業して、完済が37歳ということです。となると、結婚適齢期にはまだまだ返済中ですね。学部生に比べ、学費がより必要で社会人デビューも遅くなる大学院生にとっては、結婚と奨学金の問題は更に身近な問題ともいえますね。

さて、「結婚の話が出ているけれど、奨学金がまだ完済していない……」という場合、どのように考えれば良いのでしょうか?

教育費用のためとはいえ、奨学金の本質は借金です。そして、借金のチェックポイントは借入の金利です。第一種(無利子タイプ)の方は、元本のみ返済すれば良いのですが、第二種(有利子タイプ)で奨学金を利用している方は、金利を考える必要があります。銀行の預金金利はもちろん、住宅ローンよりも高い金利で借り入れを受けているのです。そのため、奨学金は早めに完済してしまうほうが、個人的には良いかと思います。とはいえ、結婚式にかかる費用も安くありません。新婚旅行も行きたいですよね。また、新居への引っ越しをするにも、家具や電化製品などさまざまな資金が必要になりますよね。やはり結婚をするには、色々と物入りになりがちですね。


では、奨学金を先に返すべきか?それ以外を優先すべきは、いったいどうやって決めればいいのでしょうか?
■安定した結婚生活を送るために、将来のご主人様に早めに相談を
やはり一番大事なのは、将来ご主人になる彼と話合うことです。前述の通り、奨学金の本質は借金です。彼が奨学金を利用していない場合、彼や彼の家族が、奨学金(借金)を抱えている状態で結婚することを快く思わないこともありえます。彼は良くても、彼の「家族」がという視点を忘れてはいけません。奨学金の存在を理由に、結婚自体を反対されるということもあるかもしれません。これは、環境による価値観の違いです。「ヒドイ!」とは思わずに、冷静に受け止めましょう。

ではそんな場合は、どうしたら良いでしょうか?

やはり、まず奨学金を完済してしまうことでしょう。奨学金を完済した結果、結婚式や引っ越し費用に回すお金がなくなってしまうこともあるかもしれません。結婚にはやはり先立つ物が必要です。結果的に、結婚のタイミングが少々遅れることになるかもしれません。それでも周囲の理解を得ることは、今後の結婚生活を考えると重要なことですよね。

もちろん、彼も家族も奨学金を全く気にしないかもしれません。その場合でも、仮に妊娠期間中など働けなくなって奨学金の返済が難しい期間があるかもしれません。その期間中の返済はどうするのか?も忘れずに話し合いましょう!大事なことはしっかり彼と話合うこと。価値観の違いは、これからも付きまとうことです。感情的にならず冷静に話しあって下さいね!
ブロードマインド株式会社
執筆者:平原 直樹
財産形成や退職金運用といったお金の殖やし方を多くの方に伝えるべく、日本全国で年間100件を超えるセミナーを開催。最近では、高齢者の財産管理手法として、家族信託を広めるべく活動中。

■保有資格
・IFA(証券外務員一種)
・TLC(生命保険協会認定FP)
・2級FP技能士
・家族信託コーディネーター
・旅行業務取扱主任者

■得意分野
資産運用、ライフプラン、保険全般、住宅ローン、相続、家族信託

■実績
マネーセミナー:年間100回以上開催
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