結婚後のお金の管理で注意すべきこととは?

2019.01.28
これから結婚を控えているみなさま。それぞれでお金の管理をしていれば良かった独身の頃とは違い、結婚後はご夫婦でお金の管理をしていく必要があります。今回は、ファイナンシャルプランナー(以下FP)の平原直樹(所属:ブロードマインド株式会社)が、結婚後のお金の管理方法について解説いたします。
■結婚後のお金の管理、どんな方法があるの?
一昔前ですと、専業主婦の奥さまがお金の管理をし、ご主人にお小遣いを渡す「お小遣い制」が一般的でした。しかし、共働き世帯の増加に伴い、結婚後のお金の管理方法も変わってきているようです。では、どのような方法があるのか?を以下でみていきましょう。
まずは、「共働きで、夫婦共に収入の一部を生活費として入れて共同で管理する」パターンです。当然、お小遣いはそれぞれの収入から拠出することになります。近年、共働きの増加に伴い、こちらのパターンを採用しているご家庭が最も多いといえます。
次に、「共働きで、夫婦の収入をすべて生活費に入れて妻が管理する」パターンです。すべての収入を生活費口座に入れることになるので、お小遣いもそこから拠出することになります。それぞれのお小遣いの額を奥さまが把握することになりますので、ご主人からするとお小遣い制に近いかもしれませんね。
そして、前述の2つは夫婦共働きの場合でしたが、「専業主婦の奥さまがお金を管理し、ご主人はお小遣い制」というパターンもあります。共働きが増えているとはいえ、専業主婦の奥さまがお金を管理するという形態もまだまだメジャーな管理方法といえます。
ちなみに私の周りでは、FPをしているご主人が多いこともあり、お金の管理をご主人がしているというご家庭が多いです。
■結婚後のお金の管理で注意すべきこととは?
ここまで読んで、どの方法が良いの?と気になった方もいらっしゃるでしょう。じつはFPからすると、上記の3つであればどれでも構いませんし、奥さまではなくご主人が管理をしても構いません。というのも、いずれのパターンであっても、少なくともご夫婦のうちどちらかが家庭の生活費全体を把握できるからです。
FPからみて注意が必要なのは、「共働きで、夫婦それぞれで生活費とお小遣いを管理する」というパターンです。たとえば共働きで、住居費はご主人、食費は奥さまといった具合に、生活費をそれぞれが分担しているご夫婦をイメージすると良いでしょう。なぜ注意が必要なのか?というと、双方がそれぞれで生活費を負担しているので、家庭全体で生活費がいくらかかっているのか?が見えにくくなるためです。また、全体の生活費を管理するという意識が生まれにくいため、生活レベルが高くなるといった懸念点もあります。
なお、お互いに自分の負担している生活費しか見えないため、相手のほうが収支的に楽なのでは?と、貯蓄を相手に求めてしまうといったことも考えられます。結婚後、少し時間が経ったご夫婦から相談を受ける際によくあるのが、ご夫婦共に「相手がしてくれていると思っていた・・・」ということで、実際にはほとんど貯蓄できていなかったというケースです。
結婚式や新婚旅行はもちろん、一緒に住むための引っ越し代や家具の買い替えなど、結婚するまでにも大きな出費がかかります。これからご夫婦になるお二人でしっかりとお金を貯めていかないと、後々になって独身時代よりも預金額が少ない・・・なんてことにもなりかねません。ぜひ結婚を機に、これからのお金の管理方法について話し合ってみてくださいね。
ブロードマインド株式会社
執筆者:平原 直樹
財産形成や退職金運用といったお金の殖やし方を多くの方に伝えるべく、日本全国で年間100件を超えるセミナーを開催。最近では、高齢者の財産管理手法として、家族信託を広めるべく活動中。

■保有資格
・IFA(証券外務員一種)
・TLC(生命保険協会認定FP)
・2級FP技能士
・家族信託コーディネーター
・旅行業務取扱主任者

■得意分野
資産運用、ライフプラン、保険全般、住宅ローン、相続、家族信託

■実績
マネーセミナー:年間100回以上開催
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