急な入院の備えは万全!?盲腸(虫唾炎)の場合の例と費用について

2016.06.23 (更新日:2019.02.18)
今まで大きな病気もケガもしてこなかった私。もちろん入院経験もゼロ!自分は大丈夫と思って特に保険にも入ってこなかったけど、本当は入ったほうがいいのかな。
実際のところ、入院費っていくら位なんだろう?そんなに高くなければ、やはり加入しなくてもいいのかな?
自分が万が一病気やケガで入院することになった場合、入院費はどれくらいかかるのでしょう。今回は入院費用についてコラムを書きたいと思います。
■入院費っていくら位?例えば盲腸のような軽い入院の場合…
入院をすると、一体いくら位の費用がかかるのでしょうか?
当然、どこの病院に入院しどんな治療を受けたのか?どの程度の期間入院したのか?等、条件次第で金額は変わってきます。また、同じ疾病でも手術方法などによって入院期間や金額が変わってきます。
たとえば、急性虫垂炎(いわゆる盲腸)の場合…
開腹手術の場合は1週間程度の入院と言われていますが、腹腔鏡を利用した場合は数日で退院できることもあるようです。その反面、腹腔鏡手術は、開腹手術と比較すると手術代が高くなります。
そのため、盲腸の場合、開腹手術であっても腹腔鏡手術であっても10万円程度かかることが多いそうです。なお、腹膜炎を併発している場合は入院期間が2週間を超えることも珍しくなく、料金は更に高くなってしまいそうですね。
上記のことから、やはり入院時の治療費はそれなりにかかるのがお分かりになるかと思います。
■入院費の差額ベッド代とは?
ところで、入院費とは治療費に限らないことをご存知でしょうか?
代表的なのが差額ベッド代と呼ばれるもので、この差額ベッド代は高額になりがちです。個室の料金と説明されることが多いようですが、実情は少し異なります。
一般的に病室には、複数のベッドがあります。いわゆる大部屋のことですね。この大部屋のうち、1部屋のベッド数が4つ以下の部屋を特別室などと呼び、この特別室を利用する場合に差額ベッド代が発生します。
また、たとえば旅館に1泊2日で宿泊した場合の宿泊費は1日分ですが、病院は考え方が異なります。あくまでも1日単位での請求となるので、1泊2日でも2日分の費用がかかってきます。やはり差額ベッド代は侮れませんね。
■その他、入院で発生するもの
この他にも食費やシーツ代、パジャマ代等がかかってくることも珍しくありません。
そして、忘れがちなのがテレビ料金。病状が安定していると時間を持て余しがちです。
筆者も1カ月近い入院を経験していますが、入院の最後の方は少し時間を持て余してしまいました。そんな時に頼りになるのがテレビです。

実は、病床にもテレビがありますが、一定時間のテレビ視聴が付いているプリペイド式のカードを購入して視聴するなど、有料の病院がほとんどです。
時間を持て余しているからとテレビばかり見ていると、馬鹿にならない出費になってしまいますね。
■高額療養費制度とは
入院時の治療費は心配になりますが、健康保険に高額療養費という制度があるのはご存知でしょうか?
いわゆる、1ヵ月の医療費負担の上限額を設ける制度のことです。


平成27年1月診療分から
所得区分自己負担限度額多数該当の
場合
区分ア
(標準報酬月額83万円以上の方)
(報酬月額81万円以上の方) 
252,600円+(総医療費-842,000円)×1%140,100円
区分イ
(標準報酬月額53万~79万円の方)
(報酬月額51万5千円以上~81万円未満の方)
167,400円+(総医療費-558,000円)×1%93,000円
区分ウ
(標準報酬月額28万~50万円の方)
(報酬月額27万円以上~51万5千円未満の方)
80,100円+(総医療費-267,000円)×1%44,400円
区分エ
(標準報酬月額26万円以下の方)
(報酬月額27万円未満の方)
57,600円44,400円
区分オ(低所得者)
(被保険者が市区町村民税の非課税者等)
35,400円24,600円

一番利用者が多い区分ウを例に説明します。
仮に、1ヵ月の入院費が100万円かかったとしても、80,100円+(1,000,000円-267,000円)×1% ⇒ 87,430円 が自己負担の上限額となります。これは安心の制度ですね。
また、直近12カ月で高額療養費を3回以上利用した場合は、高額療養費制度の多数該当にあたり更に上限値が下がります。
なお、前述の差額ベッド代や食事代等は、高額療養費の計算対象に入らず、完全な自己負担となります。この部分を補う目的で民間の医療保険を検討しても良いかもしれませんね。
いずれにしても、民間の医療保険を検討する場合は、高額療養費制度を考慮にいれることをお忘れなく!
ブロードマインド株式会社
執筆者:平原 直樹
財産形成や退職金運用といったお金の殖やし方を多くの方に伝えるべく、日本全国で年間100件を超えるセミナーを開催。最近では、高齢者の財産管理手法として、家族信託を広めるべく活動中。

■保有資格
・IFA(証券外務員一種)
・TLC(生命保険協会認定FP)
・2級FP技能士
・家族信託コーディネーター
・旅行業務取扱主任者

■得意分野
資産運用、ライフプラン、保険全般、住宅ローン、相続、家族信託

■実績
マネーセミナー:年間100回以上開催
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