FPが伝授!がん保険の選び方とは?

2019.05.24 (更新日:2019.05.24)
TVCMなどでお馴染みのがん保険。年齢が進むにつれ、「がんが心配だから加入したい!」と考えている方も多いのではないでしょうか。今回はファイナンシャルプランナーの平原 直樹(所属:ブロードマインド株式会社)が「がん保険の選び方」について解説いたします。
■保険期間は終身?それとも定期? 
現在では多くの保険会社が、がん保険を販売しています。一体どんな点を基準に選んだら良いのでしょうか?
これはがん保険に限ったことではないのですが、まずは「必要な期間」を確認しましょう。一般的にがんの罹患率は、年齢を重ねるにつれて上がっていきます。そのため、老後も使える商品のほうが安心と言えます。
その結果、多くの方が終身タイプという一生使えるがん保険を選択しますが、必ずしも終身タイプが正解とも言えません。というのは、保障期間が長くなればなるほど当然支払いである保険料は高くなるからです。そのため、あえて保障期間を現職期間に絞った定期タイプを選択するという考え方もあります。
仮に、若くしてがんに罹患してしまったケースを考えてみましょう。まだ働いている現役の方が罹患してしまった場合、治療期間のことを考えると、今までと同じ働き方は難しいかもしれません。結果、治療期間中の収入がダウンすることも考えておく必要がありそうです。治療費だけでなくダウンした収入を補填する分、より手厚い保障が必要ということですね。
つまり、あえて定期型にして保険料をその分保障の手厚さに回すという考え方です。もちろん、手厚い保障で終身タイプに加入するというのが、ベストなのでしょうがその分保険料が高くなってしまいます。ある程度の保障で終身タイプにするのか? 保障を手厚くして定期タイプにするのか?自分自身のライフスタイルやお財布事情に合わせて、どちらかを選択することが必要になる訳ですね。
■保障内容で比較してみよう!
次に保障の中身で選んでいきましょう。ガンには大きく分けて3つの治療方法があると言われています。
・外科手術
・放射線治療
・抗がん剤治療
上記の3つの治療は択一とは限らず、併用することも珍しくありません。
また、健康保険の適用外となる自由診療や先進医療を受ける可能性についても考慮しておくべきでしょう。こうした治療費をどう賄うのか?が、がん保険選びの大きなポイントとなります。
がん保険の保障内容としては、以下の3タイプが主流となっています。
①外科手術特化型
外科手術をする場合、一般的には入院を伴うことになります。そのため、通常の医療保険の上乗せとして、がんの治療で入院や手術をした際の保障を取るタイプです。
逆に言うと、手術や入院を伴わない場合は保障を受けることができません。抗がん剤治療などは通院だけで終わる可能性がありますし、自由診療は当然対象外となりますので、がん保険としては少し不安が残るタイプと言えます。
なお、放射線治療に関しては一定の要件を満たす場合、手術の扱いとなり保障対象となることが一般的です。また、最近では入院が短期化している影響で、外科手術を受けてもすぐに退院して外来での治療になることが一般的です。そのため、退院後の通院も保障してくれる商品を選択する方が安心ですね。
②一時金型
一時金型は、がんと診断された場合に一時金として給付金が支払われるタイプです。「最終的にいくら治療費がかかったのか?」は関係なく一時金として支払われるため、給付金が余るケースもあれば、足りないケースもあります。
なお、このタイプのがん保険を選択する場合は、一時金の受取要件の確認が重要です。診断ベースで給付される商品もあれば、診断+入院が必要となる商品もあります。
いずれにせよ、受け取ったお金をどう使うのか?は、契約者の自由ですので、健康保険の適用外である自由診療に回すことも可能です。ただし、一時金を受け取ったとしても、治療費がかさむにつれて給付を受けたお金が減っていくことになります。言い換えれば、残高が減っていくということですので、精神衛生上もあまりよくないという面もあります。
③治療費給付型
治療が継続する限り保障を受けることができる商品です。前述の一時金タイプのように、お金が減っていくということを気にする必要がありませんので、安心感があると言えるでしょう。こうしたことから、最近主流になっているタイプですが、定額で給付金が支払われる商品と治療費が実費で支払われる商品とがあります。このタイプの商品の確認するべき点としては、対象となる治療方法です。
がん治療であれば、自由診療も対象となる商品もあれば、抗がん剤治療や放射線治療など対象となる治療が決まっている商品もあります。なるべく給付要件が緩い商品を選択するのが、ポイントと言えそうですね。
いかがでしたでしょうか?このように一口にがん保険と言っても、さまざまな商品が存在します。がん保険を選ぶ際には、最近のがん治療の傾向や公的な保険制度などの知識も重要となります。
Sodanでは、保険商品の知識はもちろん、がん治療や公的な健康保険制度に詳しいファイナンシャルプランナー(FP)にがん保険についてご相談することが可能です。がん保険にお悩みの方は、この機会にぜひ、Sodanの対面相談をご利用ください。あなたにあったがん保険をご提案させていただきます。
 
ブロードマインド株式会社
執筆者:平原 直樹
財産形成や退職金運用といったお金の殖やし方を多くの方に伝えるべく、日本全国で年間100件を超えるセミナーを開催。最近では、高齢者の財産管理手法として、家族信託を広めるべく活動中。

■保有資格
・IFA(証券外務員一種)
・TLC(生命保険協会認定FP)
・2級FP技能士
・家族信託コーディネーター
・旅行業務取扱主任者

■得意分野
資産運用、ライフプラン、保険全般、住宅ローン、相続、家族信託

■実績
マネーセミナー:年間100回以上開催
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