保険料の払込期間。終身払いと短期払いのどちらがおすすめ?

2018.12.24 (更新日:2018.12.25)
医療保険やがん保険を検討する場合、保障内容や保険期間ももちろん大切ですが、「いつまで保険料を支払う必要があるのか?」も考える必要があります。というのも、保険加入後に保障内容の追加や変更をすることはできても、払込期間(保険料を支払う期間)の設定は変更できないことのほうが多いからです。今回は、ファイナンシャルプランナーの坂本卓也(所属:ブロードマインド株式会社)が、保険料の払込期間を設定するうえで考えるべきことについて解説いたします。
■そもそも払込期間を設定するとは?
生命保険や医療保険、がん保険には、いつまで保障が続くのかという「保険期間」と、いつまで保険料を支払うのかという「(保険料)払込期間」の2つの期間が設定されています。
たとえば、保険期間が限定される「定期保険」の場合、60歳までの保障なら支払いも60歳までというように、「保険期間」と「払込期間」は同じ期間で設定されることが多いです。しかし、保障が一生涯続く「終身保険」の場合、一生涯保険料を支払い続ける「終身払い」と、契約時に設定した年齢まで保険料を支払う「〇〇歳(年)払い」というように、保険の契約時に払込期間を設定することができるのです。
特に、医療保険やがん保険など、病気に備える保障は高齢になってからのほうが罹患リスクが高まるため、保険期間は「終身」で選ぶことが多くなりますが、同じ保障内容・同じ保険期間でも「払込期間」によって月々(毎年)の保険料が大きく変わります。
■終身払いと短期払い、どのくらい掛け金が変わるの?
では、同じ保険会社の同じ保障内容で比較した場合、払込期間によって保険料はどのくらい変わるのでしょうか?
たとえば、ある保険会社の医療保険(終身保障型)で、終身払いの場合と60歳までに払い終えた場合を考えてみたいと思います。30歳女性が入院1日につき5,000円、手術・先進医療を受けた場合に給付金を受け取ることのできる保険に加入する場合、終身払いだと1,632円/月ですが、60歳払いだと2,407円/月と、同じ保障でも月に800円程度の差が生じることがわかります。年間に換算すると1万円弱の違いになると思うと大きいですよね。
一見すると、終身払いのほうが良さそうに思えますが、総支払金額でみてみると一概にそうとはいえません。前述の例で考えてみると、60歳までに支払い終える場合は2,407円/月×12ヵ月×30年で、総支払金額は866,520円で頭打ちとなります。一方、終身払いの場合は1,632円/月×12ヵ月×45年で、総支払金額は881,280円となります。つまり、75歳で総支払金額が逆転するというわけですね。なお、終身払いの場合は以降も毎月の保険料が発生することを忘れてはいけません。
■終身払いと短期払い、どちらが良いの?
結局のところ、医療保険やがん保険に加入する際には、終身払いと60歳や65歳などの短期払いとどちらが良いのでしょうか?
以下で、それぞれのメリット・デメリットを見てみましょう。
【終身払い】
・メリット:短期払いに比べて毎月の保険料が安い
・デメリット:保険料の支払いが一生涯続く
【短期払い】
・メリット:支払い終えた後は一生涯保障が続く
・デメリット:終身払いに比べて毎月の保険料が高い
上記を踏まえて、今後保険を見直す可能性があれば「終身払い」、見直す可能性がなければ「短期払い」で設定することをおすすめいたします。
というのも、60歳や65歳までの短期払いの場合、本来は一生涯支払う保険料を先払いすることになるため、将来見直したいと思った時には先払いした分が無駄になってしまいます。一方で、高齢になり認知症などになると、口座管理が難しくなる可能性があります。口座管理ができずに保険料の支払いが滞ると保障が失効してしまい、いざ必要な時に保障がなくなってしまうリスクもあります。そのため、現在加入を検討している保険よりも良い内容のものがあれば見直したいという方は終身払い、老後は保障だけが残るようにして安心したいという方は60歳払いや65歳払いなどの短期払いが良いというわけですね。
いかがでしたでしょうか?保険選びの際は、保障内容だけではなく、保険期間や払込期間などさまざまな選択をする必要があります。また、何となく加入して終わりではなく、加入後のことも考えたうえで設定する必要があります。保険選びで迷われた方は、ぜひSodan[ソダン]のファイナンシャルプランナーにご相談くださいね。
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ブロードマインド株式会社
執筆者:坂本 卓也
新婚世帯や子育て世帯へ向けたマネーセミナー講師として活動。社会保障や金融商品、ニュースでよく聞く言葉など、皆さまの疑問を解決し、生活に役立てていただけるような情報を発信します。

■保有資格
・TLC(生命保険協会認定FP)
・2級FP技能士

■得意分野
資産運用、ライフプラン、保険全般、住宅ローン

■実績
マネーセミナー:年間50回以上開催
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