マンションを貸す前に!メリットと注意点を確認しよう!

2018.10.29
マンションを購入された方のなかには、親の介護や転勤など、何らかの事情により一時的に別のところに住まなければならなくなる方もいらっしゃるでしょう。将来的には戻ってくる予定でも、その間誰も住んでいない状態で放置しておくのはもったいないですよね。今回は、ファイナンシャルプランナーの坂本卓也(所属:ブロードマインド株式会社)が、自宅マンションを一時的に賃貸として貸すことのメリットと注意点について解説いたします。
■マンションを貸すことのメリットとは?
自宅マンションを貸す場合のメリットといえば、まず第一に「家賃収入を得られる」ということです。住宅ローンを支払いながら別の賃貸へ住むとなると、賃貸の家賃もかかるため住居費が二重にかかってしまいますよね。しかし、住んでいない自宅を収益物件として貸すことができれば、賃料収入分を住宅ローンの返済に充てることができます。
第二に、人に住んでもらうことで「衛生面を保てる」ということです。空き家のまま数年も放置していると、空気の入れ替えなどもなかなかできないため室内に湿気や汚れがたまり、カビも生えやすくなりますし、水道管なども水の通りがなければ水道管がサビついてしまいます。当然部屋を貸した相手の使い方により、破損・汚損等のリスクはありますが、部屋を使ってもらうことで、遠方から換気のためだけに帰ったり、定期的に掃除をしたりといった手間を省くこともできます。
■マンションを貸すときの注意点とは?
マンションを貸し出す際には、まず住宅ローンの借り入れ先の金融機関へ確認をとる必要があります。というのも、ご自身が居住するための「住宅ローン」と、他人に貸すための「不動産投資ローン」では金利に大きな差があるためです。住宅ローンとして借り入れをしている物件を賃貸に出してしまうと契約違反となりますので、以下二点を金融機関へ伝えて、引き続き住宅ローンを利用するための了承を得る必要があるのです。
・転勤(会社都合による)であること
・将来的には戻る予定(暫定的な賃貸)であること
また、家賃収入を得ることができるようになると、当然それは不動産収入となりますので確定申告が必要になります。住宅購入された方の場合は、住宅ローン控除のためにローンを組んだ初年度に確定申告をする必要がありますが、自宅を賃貸として貸し出す場合は毎年確定申告をする必要があります。
そして、収入(家賃収入+更新料)-経費(減価償却費+固定資産税+ローン利息+修繕費)がプラスとなった場合には、税金を支払う必要があります。ここで注意が必要なのは、住宅ローンで支払っている元金部分は経費に該当されないということです。あくまで利息部分のみが経費となりますのでご注意ください。
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いかがでしたでしょうか?せっかく大きな決断をして購入した住宅なのに、転勤などで住めなくなってしまっては残念ですよね。購入時から大きく値崩れしていなければ売却するという選択肢もありますが、将来的には自宅に戻りたいということであれば、賃貸に出して家賃収入を得るというのは非常に有効な収入源となります。大切な家を無駄にしないよう、ベストな選択肢がとれると良いですね!
ブロードマインド株式会社
執筆者:坂本 卓也
新婚世帯や子育て世帯へ向けたマネーセミナー講師として活動。社会保障や金融商品、ニュースでよく聞く言葉など、皆さまの疑問を解決し、生活に役立てていただけるような情報を発信します。

■保有資格
・TLC(生命保険協会認定FP)
・2級FP技能士

■得意分野
資産運用、ライフプラン、保険全般、住宅ローン

■実績
マネーセミナー:年間50回以上開催
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