マイナス金利はいつまで続く?住宅ローン金利への影響とは

2018.09.21
住宅を購入するにあたって、住宅ローンを組む方がほとんどかと思いますが、その際に必ずと言っていいほど登場する「マイナス金利」の話。「住宅ローンを組むならマイナス金利である今のうち!」なんて言われておりますが、そもそもマイナス金利はいつまで続くのでしょうか・・・?今回は、ファイナンシャルプランナーの相馬あゆみ(所属:ブロードマインド株式会社)が、マイナス金利の今後の動向や住宅ローンを組むタイミングについて解説します。
■なぜマイナス金利になったのか?
そもそも、なぜ現在マイナス金利の状態にあるのかというと、日本の中央銀行である日銀が景気刺激策として金融緩和政策を導入したためです。では、具体的にどのようなことが行われたのか?を以下で確認していきましょう。
まず、民間の金融機関にとっての銀行である日銀が、預けたお金の一部に本来ならば利息が付くところ、手数料を取ることにしました。これによって、日銀にお金を預けるとむしろ減ってしまうため、金融機関が企業・個人への貸し出しや投資にお金を回すようになることで、経済を活性化させようとしたのです。
続いて、国債の大量買入れです。国債とは国が発行する債権=借金のことですが、そこには当然ですが金利が付きます。そして、国債が売れなければ金利は上昇し、逆に購入者が多ければ金利は下落します。その国債を日銀が大量に購入するわけですので、おのずと金利は下がり、長期金利が一時マイナス0.3%となりました。
その結果、住宅ローン金利はどうなったのでしょうか?
マイナス金利によって金融機関の貸出競争が激化し、現在の通り住宅ローンの金利が下がりました。特に、金融機関ごとに金利の引き下げを行うことができる変動金利への影響は大きなものでした。また、長期金利を指標として住宅ローンの固定金利は決められているため、長期金利がマイナスになることで住宅ローンの固定金利も下がることとなりました。
■マイナス金利はいつまで続く見込みなの?
さて、このマイナス金利はいつまで続くのでしょうか?実は、長期金利の下落は年金資金の運用に悪影響を及ぼしかねないため、日銀は2016年9月に長期金利をゼロ%程度とすることに決めました。それに伴い、住宅ローンの固定金利はやや上昇したものの、長期金利がゼロ%程度で推移しているため、上昇の幅が小さなまま今日に至っているという背景があります。
ということは、そもそもが景気刺激策であることを考えると、好況となればマイナス金利は終わることが予想されます。実際に、昨今は上向きの経済指標が発表されることも多く、金利がマイナスであることによる弊害も少なくありません。また、2018年7月には、ゼロ%維持だった長期金利の上昇を0.2%程度まで容認すると日銀が発表したことを考えると、現在のマイナス金利の状態はそう長くは続かないものと思われます。
■住宅ローンを組むならマイナス金利の今のうち!?
前述の通り、金利はやや上昇局面を迎えつつあります。特に長期金利が大きく関わる固定金利の住宅ローンは、まだまだ最低水準とはいえ、各金融機関が金利を上げる兆候にあります。
また、貸出競争の影響が大きい変動金利に関しても、競争の激化で金融機関が疲弊しており、住宅ローンの取り扱い停止を検討している金融機関も出始めています。競争原理が働かなければ当然金利は上昇しますので、こちらも長くは続かないかもしれません。
いかがでしたでしょうか?今以上に金利が下がることは当面期待できませんので、住宅購入を検討されている方は、良い物件が見つかったらまずは住宅ローン借入の仮審査をしてみることをおすすめいたします。
ブロードマインド株式会社
執筆者:相馬 あゆみ
スーパーのお買い物から住宅ローンまであらゆるコストパフォーマンスの比較・検討が趣味のため、ファイナンシャルコンサルティングは天職だと思っています。分かりやすく的確に、皆さまの生活がより良くなるようなお話を提供したいと思います。

■保有資格
・TLC(生命保険協会認定FP)
・2級FP技能士
・住宅ローンアドバイザー

■得意分野
ライフプラン、住宅ローン、家計管理
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