私立中学に行かせたい!世帯年収いくらあれば通わせることができる?

2016.10.12
気がつけば、わが子も小学校中学年に。周りの家庭に話をきくと、なんとなく公立にはいかせずに、受験させるご家庭も多いみたい。私立に入れたら入学金やら授業料やら……何かとお金がかかると思うけど、どの程度の世帯年収があれば通わせることができるのかな?…という、私立中学に通わせた場合の金銭面について気になっている方へのコラムです。
■私立中学に通わせている割合は?
子供が小学校中学年くらいになると、地域によってはお受験のことが話題に上がりますよね。「地域によっては」とお伝えしたとおり、私立中学への進学率が高いのは、やはり都市部です。東京では、全中学生の4分の1近くが私立中学に通っているそうです。なかには、クラスの半数以上が私立中学に進学するなんて学校もあるようです。
「周囲が行くならわが家も……」と周囲を気にするご家庭や、「近くの公立中学が荒れていいて、わが子を通わせるのは心配!」と私立中学への進学をご検討されるご家庭も少なくないようです。
■私立中学の必要な費用はどれくらい?
私立中学に進学させるとなった場合、やはり気になるのが経済的な面ですよね。公立中学に比べると、当然多くのお金がかかります。では、いったいどれくらい費用が必要なのでしょうか?

まず中学受験をするにあたって、小学校4年生くらいから塾に通うのが一般的です。大手の進学塾だと、4年生で約2万円、5年生で約2.5万円、6年生では約4万円程度の授業料(月謝)がかかります。この他に教材費や模擬テスト代、夏期講習や冬期講習なども必要になります。これら諸々の費用を合わせると、塾代だけで200万円は必要になりそうですね。

では、無事受験に合格し、いざ私立中学に通うとなると、どれくらいの学費が必要になるのでしょうか?


平成28年度 都内私立中学校の学費の状況によると、入学金を含めた1年生の学費が939,084円/年(入学金:253,423円含む)、2年生・3年生は、入学金を除いた686,611円/年となります。これらを合計すると、約231万円です。また、地元の公立中学と異なり、自宅から徒歩や自転車で通うというのは難しいでしょうから、通勤定期代も別途考えておく必要がありますね。

上記で述べたように、塾代と学費の総額を足すと、最低でも450万円程度はみておく必要がありそうですね。
■私立中学に通わせている家庭の平均世帯年収とは
前述のように、多くのお金がかかる私立中学。私立中学に通うとなると、基本的には高校も私立高校になるでしょう。6年間私立の学校に通うということを考えると、それなりの世帯年収がないと通わすのは大変そうですね。

厚生労働省の国民生活基礎調査によると、全世帯の平均年収は541.9万円。子どものいる世帯の平均年収は、712.9万円とのことです。
では、実際に私立中学に進学させているご家庭の世帯年収は、どれくらいなのでしょうか?
文部省の「こどもの学習費調査」によると、世帯年収別の分布は以下のとおりです。

400万円未満:3.4%
400万円~600万円未満:9.1%
600万円~800万円未満:15.2%
800万円~1000万円未満:19.5%
1,000万円~1,200万円未満:17.7%
1,200万円以上:35.1%


なんと、私立中学に進学させるご家庭の半数以上は、世帯年収が1,000万円を超えているようです。やはり、世帯収入が高いご家庭が多いということですね。こういったデータから、世帯年収で800万円以上というのが、私立中学を考える一つの目安といえるでしょう。3%程度と非常に少数ではありますが、世帯収入が400万円未満というご家庭もいらっしゃいますね。やりくりの仕方によっては、どうにでもなるのかもしれませんよ!
■通わせる余裕がないかも……その場合はどうすれば良い?
「経済的に、わが家には大変そう……でも通わせたい!」そんな場合はどうしたら良いでしょうか?
まずは、世帯収入を上げるということで、専業主婦世帯は共働きになることを検討するべきでしょう。とはいえ、受験が近づくにつれ塾の終わりも遅くなるので、一般的には送迎が必要になることが多いです。また、講習時にはお弁当も必要になることを考えると、小学校時代にフルタイムで働くというのも大変かもしれませんね。

教育ローンを利用するという手もありますが、FPとしてはお勧めできません。前述のとおり、私立中学に進学すると、高校も私立高校になることが一般的です。
当然、大学への進学も希望することになるでしょう。今後まだまだ教育費がかかってくることを考えると、中学に進学するタイミングで教育ローンというのは厳しいかと思います。

私立中学の学費は、やはり大きな負担ですよね。そこまでして私立中学に進学させなくても……と個人的には思いますが、経済的に厳しいけれども通わせたいというのであれば、親に贈与を依頼するのも一つの手ですね。とはいえ、大学までを含めた教育費全体を考えて、プランニングするようにしましょうね!
ブロードマインド株式会社
第一種証券外務員を保有するお金のプロ!
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