働きながら学校に通いたい!お金はどう工面する?

2018.04.03 (更新日:2018.04.03)
「学生時代には学べなかったようなことを勉強したい……」「更なるステップアップのために!」など、働きながらもう一度学校に通いたいという、志の高い社会人の方もいらっしゃいますよね。いくつになっても、学ぶことは素晴らしいことです。さて、そんな時に気になることといえば、学校に通うための資金をどう工面すれば良いのか?ということではないでしょうか。今回は教育ローンをはじめとした、役立つ情報をお届けいたします。
■働きながら学校に通いたい!お金はどう工面する?
現在働いている方であれば、ご自身の貯蓄から入学金や学費等を払うことが一般的です。しかし、何らかの事情で、手元の貯蓄を減らしたくないという方もいらっしゃいますよね。そんな場合は、ローンを組むことも可能です。
なかでも代表的なのは「教育ローン」です。教育ローンというと、親が子どものために組むローンをイメージする方も多いかもしれませんが、金融機関によっては自分のために教育ローンを組むことも可能なのです。教育ローンの場合は、金利が2%台で済むこともありますので、金利が15%を超えるキャッシングなどと比較すると低金利で払う利息もおさえることができますね。
■教育ローンを組む場合の注意点
さて、ご自身の貯蓄からではなく、教育ローンを組んで学費を工面する場合、どんな点に注意が必要なのでしょうか?
それは、教育費が目的とはいえ「借金」であるという点です。当然ですが、お金を借りている以上、返済する必要がありますし、返済時には金利に応じた利息分も支払わなければなりません。もちろん、取り崩すことなく残しておいた貯蓄に関して、金利に応じた利息がつきますが、預金金利よりも借入金利のほうが高いので、受け取れる利息以上に支払う利息が多くなります。これは教育ローンの金利が2%台だとしても、普通預金の金利が0.001%程度であることから明らかですね。つまり、貯蓄から支払わずに教育ローンを組んだほうが、金利差分の余計な利息を払うことになるため、損になるということです。
それでは、教育ローン以外に何か方法はないのでしょうか……?
■教育ローン以外に何か方法はあるの?
じつは、教育ローン以外にもいくつか選択肢はあります。
1.奨学金を利用する
まずは、学校独自の奨学金制度をチェックしてみましょう。学校ごとに、さまざまな奨学金制度があります。なかには、社会人を対象とした奨学金を用意している学校もあるようなので、進学を希望する学校のHPなどで確認してみてくださいね。
2.教育訓練給付金を利用する
また、大学院や専門学校で、より専門性を伸ばすことをお考えであれば、教育訓練給付金も利用できるかもしれません。雇用保険の被保険者期間が3年以上など、利用できる方は限られますが、借入れではなく、かかった学費の一定割合が戻ってくる制度です。
現在では教育訓練給付金が拡充されて、一定の要件を満たす方を対象に、専門実践教育訓練給付金として教育訓練経費(学費)の50%(年間上限40万円)が最長3年間ハローワークから支払われます。また、結果的に資格が取得できた場合などは、さらに20%(年間上限16万円)が追加されます。つまり、最大で学費の70%(年間上限56万円)が3年間受け取れるということです。
もちろん、すべての学校のコースが対象になるわけではありませんが、実質的な学費の割引制度となるので、もし希望するコースが対象であれば非常にお得な制度といえますね。
なお、利用するにあたって、事前にハローワークでキャリアコンサルタントの「訓練前キャリアコンサルティング」を受けて、ジョブカードという書類を作成する必要があります。どんな学校が対象なのかも含めて、一度ハローワークに問い合わせてみても良いかもしれませんね。
いかがでしたでしょうか?いくつになってもキャリアアップのために、学んでいくことは大事なことですよね。教育訓練給付金など社会人ならではのバックアップ制度もありますので、活用できる制度は上手に活用し、さらなるステップアップを目指してみてください!
ブロードマインド株式会社
執筆者:平原 直樹
財産形成や退職金運用といったお金の殖やし方を多くの方に伝えるべく、日本全国で年間100件を超えるセミナーを開催。最近では、高齢者の財産管理手法として、家族信託を広めるべく活動中。

■保有資格
・IFA(証券外務員一種)
・TLC(生命保険協会認定FP)
・2級FP技能士
・家族信託コーディネーター
・旅行業務取扱主任者

■得意分野
資産運用、ライフプラン、保険全般、住宅ローン、相続、家族信託

■実績
マネーセミナー:年間100回以上開催
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