子ども2人を私立中学に通わせたい!かかる費用と備え方とは

2018.03.08
「自分たちも私立に通っていたから」「先行き不安な世の中だから」などの理由で、お子さまを中学校から私立に通わせようと検討している方も少なくないですよね。そんな今回は、1人通わせるのも大変な私立中学校に、お子さまを2人以上通わせようと検討しているご家庭に向けたコラムです。
■子どもを私立中学に通わせる家庭はどれくらい?
筆者は日本全国でセミナーをしていますが、地域ごとに大きな差を感じるのがお子さまの中学受験事情です。東京で生まれ育った筆者が小学生の頃は、私立中学への進学はそれほど一般的ではありませんでした。ところが近年、都市部において私立中学を受験されるお子さまの割合が増えつつあるようです。
たとえば、東京都教育委員会の調べによると、平成28年度卒業生のうち私立中学へ進学するお子さまの割合が17%もいるそうです。
(参照:平成29年度 公立学校統計調査報告書【公立学校卒業者(平成28年度)の進路状況調査編】/東京都教育委員会
また、上記の数値は、あくまで私立中学に“進学した”お子さまの割合です。当然ですが、受験者全員が志望校に進めるわけではありませんので、受験生というレベルで考えるともっと割合は高まることが予想されます。
一方、地方などでは、そもそも私立中学校の数が少なく、ほとんどのお子さまが公立の学校に進学するところもあるようです。なお、最近では公立の中高一貫校が誕生したこともあり、私立中学に進学しなくても中学受験自体は増えているという地域もあるようです。
このように、お住まいの地域によって中学受験事情は大きく変わりますので、お住まいの地域はどういう傾向にあるのか?を早めに調べておくと良いでしょう。
■私立中学に通わせると費用はどれくらい?
さて、実際にお子さまを私立中学に通わせるとなると、費用はどれくらいかかるのでしょうか?
 進学前にかかる費用
みなさん私立中学に進学してからの費用に目が行きがちですが、進学前からお金がかかってくることを忘れてはいけません。中学受験を目指す場合、小学校4年生になる直前(一般的には、小学校3年生の2月)から進学塾に通うことになります。この塾代を甘く見てはいけません。当然、かかる金額は塾によって異なりますが、小学校4年生くらいで毎月2~3万円程度の授業料が必要になります。
また、毎月の授業料の他に、春・夏・冬の長期休みの度に別途講習やテストの費用がかかりますし、小学校5・6年生と学年が上がるにつれて、授業料や講習費用も比例して上がっていきます。そのため、3年間で塾代が200万円を超えることが一般的です。
なお、当然ですが受験費用も必要になります。受験費用は、一校あたり2~3万円かかります。複数校受験することが一般的かと思いますが、その分費用がかかることをお忘れなく!
こうしたことを考えると、学費がかかる入学前からそれなりの費用がかかることがわかりますね。
 進学後にかかる費用
晴れて志望校に合格し、私立中学に通うことになったら……まずは入学するための入学金が必要になります。
東京都の調べによると、入学金の平均は254,979円となっています。その他、初年度にかかるものの平均額は、授業料が468,090円/年、施設利用料が40,207円/年、修学旅行の積立費などその他の費用が186,140円/年となっています。これらを合計すると、初年度は95万円程度のお金が必要になることがわかりますね。
(参照:平成30年度 都内私立中学校の学費の状況/東京都
2年目以降は入学金こそ不要ですが、授業料などで年間70万円近く必要となります。ということは、中学3年間で240万円ほど必要になり、塾代や受験費用と合わせると、全部で450万円程度のお金が必要となることが予想されます。
なお、塾代や私立中学の学費は毎年少しずつ上がっています。お子さまがまだ小さいご家庭は、今よりもお金がかかることを踏まえ、もう少し余裕を持っておいたほうが良さそうですね。そして、お子さまを2人以上進学させることを検討しているご家庭は、費用が倍以上かかることを忘れてはいけません。
■子ども2人を私立に通わせる場合、お金はいつ頃から準備すれば良いの?
それでは、これらの費用をいつ頃から準備すれば良いのでしょうか?
前述のとおり、小学校4年生からお子さまの塾代がかかってきます。そのため、小学校3年生までにある程度の費用を準備しておくことをおすすめします。その際に忘れてはいけないのが、教育費が必要になるのは中学校に通う間だけではないということ。
私立中学に進学した場合、必然的に高校も私立になることがほとんどでしょうし、大学の学費も別途必要になりますよね。そう思うと、お子さまの学費は、早いうちから少しずつ準備しておくことが重要なことがわかりますね。
また、お子さまが2人以上いるご家庭の場合、上のお子さまの私立中学の学費を払いながら、下のお子さまの塾代がかかることになります。そして、お子さまがどちらも私立中学に通い始めたら、それ以降はダブルで学費がかかる厳しい時期が続きます。そう思うと、上のお子さまが塾に通う小学校3年生までに、下の子の分も貯めておくくらいの覚悟が必要かもしれませんね。
「教育費に回すお金がない!」「どう教育費の準備をすれば良いのかわからない……」という方は、まずは家計の見直しから始めることおすすめします!改めて見直してみることで、無駄な出費に気付けるかもしれませんよ?
ブロードマインド株式会社
執筆者:平原 直樹
財産形成や退職金運用といったお金の殖やし方を多くの方に伝えるべく、日本全国で年間100件を超えるセミナーを開催。最近では、高齢者の財産管理手法として、家族信託を広めるべく活動中。

■保有資格
・IFA(証券外務員一種)
・TLC(生命保険協会認定FP)
・2級FP技能士
・家族信託コーディネーター
・旅行業務取扱主任者

■得意分野
資産運用、ライフプラン、保険全般、住宅ローン、相続、家族信託

■実績
マネーセミナー:年間100回以上開催
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