高齢出産になりそうなら……どんな保険で備えておくべき?

2018.05.09
近年、晩婚化の影響もあり、高齢出産という言葉を耳にする機会が増えましたよね。みなさんの周りにも、多かれ少なかれいらっしゃるのではないでしょうか?そんな今回は、高齢出産になりそうな場合、どんな保険で備えておくと良いのか?を解説いたします。
■もはや高齢出産は珍しくない!?
では、いったい何歳から高齢出産と呼ばれるのでしょうか?
日本産科婦人科学会では、初産の場合は35歳以上を高齢出産と定義しています。35歳で“高齢”と位置づけられるとは、意外に感じた方もいるかもしれませんね。とはいえ、厚生労働省の「平成28年度 人口動態統計特殊報告 「婚姻に関する統計」の概況」によると、(夫婦とも初婚の場合)昭和50年頃の女性の平均初婚年齢は24.4歳でした。それから比べると、35歳での出産はかつての平均初婚年齢より10年以上遅いことになるので、この時代では確かに“高齢”だったのかもしれませんね。
ところが、平成27年には、(夫婦とも初婚の場合)女性の平均初婚年齢は29歳まで上昇しています。また、前述の数値は全国平均となりますが、一般的に都市部ではさらに平均初婚年齢が高くなる傾向にあります。筆者は東京出身ですが、周りを見渡してみると30歳を過ぎてから結婚する女性も多いように感じます。このように、初婚年齢が遅くなっていることもあり、初産が35歳を過ぎることも珍しくなくなってきているのです。結果、「もはや高齢出産は珍しくない」と言っても過言ではないのかもしれませんね。
■高齢出産になりそう……そんな場合に考えておくべき保険とは?
高齢出産になりそうな場合、どんな保険に加入しておくと良いのでしょうか?
一般的には、医療保険になります。高齢出産に限った話ではありませんが、切迫早産や帝王切開など、出産関連のトラブルを保障してくれます。なかには、「女性のための○○」といった表現がされている商品もあります。
では、こういった商品のほうが良いのでしょうか?
業界では「女性疾病特約」と言いますが、こうした特約が付いていると、上記のような出産のトラブル時に上乗せして保障してくれます。ここで注意が必要なのは、あくまでも保障が上乗せされるだけで、特約を付けないと保障が受けられないわけではないということです。
若い時から医療保険をかけている方などは、特約がついていないからといって下手に見直すと、損することもありますのでご注意ください。
また、なかなか子作りがうまくいかない場合は、不妊治療を検討する可能性もありますよね。不妊治療には、身体的な負担だけでなく金銭的な負担も伴います。こうした社会的な背景から、最近では一部の不妊治療に対して保障してくれる医療保険もあるようです。先々、不妊治療も視野に入れている方は、そういった保険を選んでおくと良いかもしれませんね。
■保険以外には、どんな備えが必要なの?
さて、高齢出産に備えて、医療保険に加入しておけば安心できるのでしょうか?
答えは、NOです。たとえば、晩婚だった方などのなかには、「子どもに障害が出たらどうしよう……」と心配される方もいらっしゃるでしょう。では、お子さまはいつから保険に加入できるのかというと、基本的には誕生してからでないと加入できません。そのため、もしもお子さまに障害があった場合は、保険加入時に不都合が生じる恐れがあります。
また、無事に出産が終わった後のことも考えておかなければなりません。若い夫婦と比較すると、子どもの独立後に自分たちの老後資金を貯める期間が短くなります。すでにしっかりと備えがあれば良いのですが、現在の貯蓄額に不安がある方は注意が必要です。
このようなことを考えると、心配事に保険で備えるというのは良い選択肢ではありますが、必ずしも保険だけでは賄えないということがわかりますね。よって、自己資金での備えも重要となります。「わが家の場合、いつまでにいくらくらい必要なのか?」がわからないという方は、ぜひ一度ファイナンシャルプランナーと一緒に確認してみてはいかがでしょうか?
ブロードマインド株式会社
第一種証券外務員を保有するお金のプロ!
難しいお金の話を分かりやすく解説します。
  • この記事が参考になったら
    いいね! してね