高齢出産の場合、老後資金はいつ準備したらいいの?

2018.02.26 (更新日:2018.02.26)
近年、晩婚化の影響により、出産年齢も上がりつつあります。そんななか、子どもの教育費で精一杯……老後資金の準備まで手が回らない……というご夫婦も少なくありません。そんな今回は、高齢出産ご夫婦の老後の備えについて解説いたします。
■高齢出産の場合、老後資金はいつ準備すべき?
女性の社会進出に伴い、晩婚化がすすむ昨今。20代のうちはキャリアを重ねたり、夢や目標を叶えたりした後に、結婚や出産を迎えようと考える女性の方が増えているようです。そのため、厚生労働省の「平成28年人口動態統計月報年計(概数)の概況」によると、第一子出生時の女性の平均年齢は30.7歳と上昇傾向にあります。
さて、出産後にみなさまが気にされることといえば、やはりお子さまの教育資金ですよね。とはいえ、備えておかなければいけないのは教育資金だけではありません。他にも無視できないものとして、お子さまが独立した後に訪れる夫婦の老後生活があります。退職後、安心して暮らせるだけの年金を受け取れるのであれば心配ありませんが、そこまでの年金額はなかなか見込めないこのご時勢ですので、やはり老後資金に関しても考えておかなければいけないでしょう。
なかには、「老後資金の備えが必要なのはわかっているけれど、教育資金がかからなくなった後に貯めれば良いのでは?」とお考えの方もいらっしゃいますが、お子さまが独立してからご夫婦が定年退職を迎えるまでの期間を考えてみてください。お子さまが大学を卒業するのとご夫婦が定年退職を迎えるのがほぼ同時期というご家庭の場合、そもそも老後費用を貯める期間がないということや、期間があっても数年間だけということも……。
仮に、この短期間で一攫千金を狙って金融商品で運用したとしても、資産を2倍・3倍と確実に増やすのは簡単ではありませんし、運用に失敗した場合はせっかくの貯金額が減り、且つその減った金額分を貯めなおす時間も短いため、老後の生活がさらに苦しくなるという可能性も!やはり、お金を確実に増やしたいのであれば、味方につけるべきは「時間」です。そのため、教育資金の準備をしつつ、同時に老後資金の準備もすることをオススメいたします。
■教育資金と老後資金を同時に備えるためのアドバイス
では、教育資金と老後資金を同時に備えるには、どのようにやりくりすれば良いのでしょうか?
お金を貯める大まかな方法としては、「収入(資産)を増やす」もしくは「支出を減らす」のどちらかになります。以下で、それぞれの観点からいくつかアドバイスをしたいと思います。
 収入(資産)を増やすためには
では、収入(資産)を増やすにはどのような方法があるのか?というと、たとえば出産後は専業主婦の予定だった方は、お子様の小学校入学と同時にパートに出て家庭の収入を上げるというのも1つの手ですよね。
また、働いて収入を増やす方法以外にも、お金に働いてもらうという方法もあります。たとえば、結婚前や出産前に貯めていた当面使う予定のないお金を普通預金に預けっぱなしになっているという方が、金利のつく金融商品に預けることで貯金(資産)を増やすというイメージですね。まとまったお金に限らず、毎月の貯金額の一部を金利のつく金融商品に預けることで、積立金額は同じなのに老後のお金を受け取るときには大きく差が開くことも!
なお、iDeCo(個人型確定拠出年金)などの制度を活用して、税控除を受けつつ運用するという方法も!こちらでしたら、家計負担を減らしながら資産を増やしていくことができます。
 支出を減らすためには
一方、支出を減らすにはどうすれば良いのでしょうか?
まずは月々の出費を見直し、ムダになっている部分やもったいない部分を貯金に回すという方法が大きな1歩になります。ちょこちょこ買いで何に使っているかわからない支出、何気なく毎月支払っている携帯代金や水道光熱費、加入している保険の保険料など、何にいくら使っているのかを確認し、見直すことで月に数千円ほど変わることも!
このようなことから、お金を貯めるにあたって収入アップに注力される方が非常に多いですが、その前に「支出」の確認や見直しをされることをオススメいたします。
いかがでしたでしょうか?いろいろとご紹介しましたが、収入や支出、預貯金額、お子さまの教育プランなどにより、そのご家庭に合う貯め方や金融商品、節約方法はさまざまです。また、いくら貯めておけば教育資金も老後の生活も安心できるのか?という目標金額もご家庭によって異なります。この機会に、ご夫婦でお子さまの教育プランや老後の生活など、今後のライフプランについて話し合ってみてはいかがでしょうか。
「具体的な貯金方法やライフプラン設計について知りたい!」という方は、ぜひ私たちファイナンシャルプランナーにご相談ください。一人一人に合った最適な方法をアドバイスさせていただきます。
ブロードマインド株式会社
執筆者:大坪 美樹
大学時代に苦学生の経験をし、その後FPの道へ!「お金のことをわかりやすく」をモットーに日々活動しています。

■保有資格
・TLC(生命保険協会認定FP)
・2級FP技能士

■得意分野
保険全般、ライフプラン、家計管理

■実績
マネーセミナー:年間50回以上開催
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