独身の私……死後に残された資産はどうなる?

2018.03.23
日本において、年々未婚率が上昇傾向にあることをご存知ですか?このコラムを読んでいる方のなかにも、現在もこれからも結婚する予定はないという方もいるかもしれませんね。そんな今回は、独身者が亡くなった後の資産はどうなるのか?について解説いたします。
■独身の私……死後に残された資産はどうなる?
独身の方であれ、家族持ちの方であれ、その方がお亡くなりになると残された財産は相続されることになります。配偶者やお子さまがいる方であれば、当然、配偶者とその子どもたちが相続人となるわけですが、生涯独身の方の場合は誰が相続することになるのでしょうか?
法律上、相続人となる人を「法定相続人」と呼びますが、対象者は以下の順番となっています。
・被相続人の配偶者と子
・直系尊属(父母、祖父母など)
・兄弟姉妹
よって、生涯独身の方の場合、配偶者も子どももいないことが一般的でしょうから、直系尊属か兄弟姉妹が法定相続人となるというわけです。
では、独身の方が天寿を全うし、直系尊属も兄弟姉妹も他界している場合はどうなるのでしょうか?
その場合は、兄弟姉妹の子、つまり甥や姪にあたる人物が相続人となります。
それでは、すでに両親も他界し、そもそも兄弟姉妹がいない場合、ご自身の財産はどうなってしまうのでしょうか?
お亡くなりになった方が相続人以外の方へ財産を残す旨を遺言書に記載しておけば、その方に残すことができます。また、何の手続きもない場合は、家庭裁判所が選任した財産管理人が財産を管理します。そして、親族や内縁関係の人など特別縁故者から申し出があった場合には、家庭裁判所の審判のもとその方々に財産を渡すことがあります。
一方、誰からも申し出が無い場合などは、財産は国庫に帰属することになります。財務省によると、国庫へ移された財産額は、平成16年には約155億円でしたが、平成27年には約421億円まで増えています。生涯未婚率が高まっていることもあり、今後ますます国庫へ移される財産は増えるかもしれませんね。
(参照:普通財産を巡る状況について/財務省理財局
■親族ではないお世話になった人に資産を残したい!そんな場合は……
さて、親族以外の方に財産を残したい場合、具体的にはどのようにしたら良いのでしょうか?
前述の通り、遺言書を作成しておくことです。遺言書を通じて財産を渡すことを遺贈と言いますが、この形式であれば法定相続人以外にも財産を残すことが可能です。その際は、個人だけではなく、団体などに財産を寄附することも可能です。つまり、NPO法人などに財産を寄附することで、社会貢献に役立てることもできるというわけですね。
遺言書を作成する場合に重要になるのが、効力のある遺言書にしておくことです。遺言書には、自筆証書遺言・公正証書遺言・秘密証書遺言の3種類があります。一番手軽なのは自筆証書遺言ですが、パソコンで作ったものは無効となりますし、方式や内容に不備がある場合も無効となってしまう恐れがあります。せっかく遺言書を用意しても、無効となってしまったら意味がありませんからね。
いかがでしたでしょうか?「終活」として、自分の死後のこともオープンに話せる時代になってきました。こうしたことが不安な方は、終活セミナーなどに参加してみてはいかがでしょうか?また、当然ですが、一生涯ご自身が生活に困らないだけのお金を準備することが一番大事です。まだ老後の準備を始めてないという方は、今日からしっかり蓄えておきましょうね!
ブロードマインド株式会社
第一種証券外務員を保有するお金のプロ!
難しいお金の話を分かりやすく解説します。
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