扶養範囲内でダブルワーク(Wワーク)!合算して越えなえれば大丈夫?

2018.01.09 211view
ご主人の扶養に入って働かれている人のなかには、ダブルワーク(Wワーク)で最大限に稼ぎたい!という方もいらっしゃるのではないでしょうか?そんな方のために、ダブルワークでも扶養の範囲内で働くための注意点についてお伝えしたいと思います。
■合算で130万円以下なら社会保険の扶養範囲内?
ダブルワークに関しては、Sodanでも多くのご質問をいただくテーマの1つです。
まず扶養には、税金面での扶養と社会保険の扶養があります。いわゆる「103万円の壁」。こちらは税金面での扶養です。103万円以下であれば「配偶者控除」を受けることができます。配偶者控除を受けることによって、夫の所得税と住民税が安くなるというものですよね。
また、「130万円の壁」は社会保険保険の扶養です。収入が130万円を超えると社会保険の扶養から外れて、ご自身で社会保険に加入することになってしまうというものです。
ここでダブルワークを検討している方にとって気になるのは、2つの収入は合算して扱われるのか?ということですよね。
答えは、YESです。合算して103万円、130万円以内におさまっていれば扶養範囲内となります。まず、税金面の扶養(103万円の壁)についてお話しすると、2つの収入を合算してご自身の年収が98万円を超過した場合には住民税が発生します。そして、合算して103万円を超過すると、所得税も原則発生することになりますので注意しましょう。
次に、社会保険の扶養(130万円の壁)についてお話します。2つの収入を合算して130万円を超えると、扶養から外れることになります。扶養から外れると、ご自身で社会保険に加入することになります。勤務先に社会保険制度がある場合は勤務先の健康保険に加入することになり、年金は厚生年金となります。ちなみに、130万円までの収入のなかに交通費も含まれますので注意しましょう。
ただし、勤務先での社会保険の加入要件 として、
--------------
1.1日又は1週間の労働時間が正社員の概ね3/4以上であること
2.1ヶ月の労働日数が正社員の概ね3/4以上であること

--------------
の2つがあります。扶養を意識してダブルワークしている方の場合、上記を満たしていないことが予想されます。その場合は、ご自身で国民健康保険に加入して、年金も国民年金に加入することになります。
■合算で130万円以下でも4つの条件を満たす人は社会保険の加入対象に!
社会保険を考える上でややこしいのが、「106万円の壁」です。これは、社会保険加入対象者を拡大することを目的に、2016年10月度にできた新しい壁です。全ての人が106万円まで壁が下がったわけではなく、以下の4つを「すべて」満たす場合のみ勤務先の社会保険に加入することになります。
--------------
1.週20時間以上勤務
2.月額賃金8.8万円以上 (=年収106万円以上ということ)
3.勤務期間が1年以上ある見込み
4.従業員 501人以上の企業

--------------
なお、106万円の壁に関しては、交通費、残業代、賞与は含まれません。
では、ダブルワークの場合は、この106万円の壁をどのように考えれば良いのでしょうか?
106万円に関しては、合算ではなく、各社の収入で計算されることになります。たとえば、ダブルワークをしていて、どちらの収入も60万円だった場合は、対象外ということになります。
■FPからのアドバイス
Sodanでも、「どのような働き方をすればよりメリットがあるのか?」など、多くの質問をいただいていますが、FPとしてはあまり壁を気にせず働くほうが良いと思っています。壁を越えて勤務先の社会保険に加入すれば、厚生年金に加入することになります。たしかに、多少手取り収入は減るかもしれませんが、その分将来の年金額が上乗せされます。長生き時代であることを考えると、目先の手取り額の減少よりも、将来の年金額の上乗せのほうが価値があるのではないでしょうか?
ただし、ご主人が会社員で、130万円の壁を越えても国民健康保険に加入する場合は少し注意が必要です。結局、年金も国民年金の扱いであることに変わりありません。第三号被保険者から第一号被保険者に変わることで、年金保険料の支払いは発生しますが、もらえる年金額は変化しません。つまり、単純に年金保険料の分損をすることになります。ダブルワークする労力を考えれば、社会保険完備の勤務先一本でその分働くほうが良いのではないでしょうか?いずれにせよ、ご自身にとってベストな働き方が見つかると良いですね!
ブロードマインド株式会社
第一種証券外務員を保有するお金のプロ!
難しいお金の話を分かりやすく解説します。
  • この記事が参考になったら
    いいね! してね
まわりにもシェアしよう!