投資信託のインデックス型とアクティブ型。どんな違いがあるの?

2017.04.13 269view
この春から、投資信託の積み立てを始めようと思っているの。国の将来を信じて、日本株を対象とする投資信託を選ぶつもりなんだけど、結構種類があるみたい……。どうやら投資信託は、インデックス型とアクティブ型に大別されるみたいだけど、一体何が違うのかな?
■投資信託を始めるにあたって、最初にやるべきこととは?
数多くある投資信託。その中から、自分に合っているものを選ぶのは大変な作業ですよね。では、どのようにして選んでいけば良いのでしょうか?
最初にやるべきことは、「“どの地域”の“どのテーマ”に投資をする投資信託なのか?」を選ぶことです。ここでいう地域とは、「日本国内なのか?」「先進国なのか?」「新興国なのか?」などのことです。また、ここでいうテーマとは、「株式なのか?」「債券なのか?」「ITや医療といった業界別なのか?」などのことですね。
上記が決まったら、似たような投資信託の中から絞り込みをすることになります。その際の判断材料の1つが、「アクティブ型」か「インデックス型」かという点です。では、アクティブ型とインデックス型とは、一体何が違うのでしょうか?今回は、日本株に投資する投信信託を選択する前提で話を進めたいと思います。
■インデックス型とアクティブ型とは?
まずは、インデックス型についてご説明します。インデックス型の特徴は、ベンチマークと言われる指標を投資対象にする点です。日本株の場合は、ニュースや新聞などで目にすることの多い、「日経平均株価」や「TOPIX」が指標となります。日経平均株価は、東証一部に上場している代表的な225銘柄の株価平均を指します。TOPIXは、東証一部上場の全銘柄を対象とした指数のことです。なぜこれらをベースに投資するのか?というと、市場が好調な時は、基本的に多くの株価も上がっているため、極論(ハズレさえ引かなければ)どの株式に投資をしていても資産を増やすことができるからです。つまり、あえて特定の株式に投資するのではなく、市場全体に投資する=インデックス型ということです。
一方アクティブ型では、運用ポリシーを決めるファンドマネージャーが、積極的にこれから伸びそうな株式を個別に調査し、運用します。ファンドマネージャーの手腕によって運用成績は大きく異なりますが、ベンチマーク以上の成績をあげることを目標とするのがアクティブ型になります。
■インデックス型とアクティブ型、運用コストに違いはあるの?
ここまでを踏まえて、インデックス型とアクティブ型、運用面を考えるとどちらのほうが大変であるように感じましたか?
言うまでもなく、ファンドマネージャーによって個別に株式の調査が必要なアクティブ型ですよね。
では、運用コストに関してはどうでしょうか?
日経平均株価をベンチマークにしたインデックス型の場合、日経平均に採用された株式を均等に買うだけなので、ある種機械的に運用することができますよね。一方、アクティブ型の場合は、より収益を高める投資先を常に探し続ける必要があります。そのため、投資成功の可否は、ファンドマネージャーの力量に大きく作用されることになりますよね。こうしたことからもお分かりのとおり、コストはアクティブ型のほうが高くなります。たとえば、アクティブ型を購入する際は、手数料として3%(税抜き)程度取られることが珍しくありませんが、インデックス型では、購入時無料という商品もあります。
また、保有期間中に必要となる信託報酬に関しても同様です。インデックス型と比較すると、アクティブ型の場合は高いコストが発生します。もちろん、優秀なアクティブ型の投資信託を選択すれば、コストを上回る収益を上げることも期待できます。しかしながら、多くのアクティブ型の投資信託が、長い年月で考えるとインデックス型よりも収益性で負けてしまっているという現実もあります……。
■FPからみて、おすすめなのはどっち?
さて、インデックス型とアクティブ型、どちらのほうがおすすめなのでしょうか?
投資商品としては、結果の数字次第なので、一概にどちらがおすすめとは言えません。しかし、FPである私個人としては、インデックス型をおすすめします。なぜなら、コストの低い商品(インデックス型)のほうが、将来的に資産の増える可能性が高いのではないか?と考えているためです。そもそも投資とは、不確実なものですよね。そのため、どの投資信託が増えるのか?など、将来になってみないとわからないものです。しかしながら、コストの高低は、そのまま投資商品の収益性に直結します。前述のとおり、多くのアクティブ型の投資信託がインデックス型に負けているという現実を考えると、長く運用する際には、インデックス型を選んだほうが無難であると考えられるのです。
なお、勤務先の退職金制度が確定拠出年金の方は、選択できる商品一覧にインデックス型とアクティブ型とがあります。今回のコラムを踏まえ、どちらが自分に合うのか?を考えた商品選びをしてもらえればと思います。自分に合う商品がよく分からないという方は、お金の専門家であるFPに相談してみてはいかがでしょうか?
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