社債のリスクって?少しでも金利の高い商品に預けたいな!

2016.03.15 938view

取引先の企業が「社債」を発行したという記事を発見!「社債」って資産運用になるのかな?資産運用に興味はあるけど、仕事の忙しさでつい後回しに……。マイナス金利になって、銀行の預金は下がる一方。少しでも金利の高い商品に預けたいな!けれども、利率が高い社債取引には、どんなリスクがあるのだろう?と気になっている方に。
■社債とは
社債とは、一般の企業が発行する債券のことです。設備投資などを目的に社債を発行することで、投資家から資金調達をすることができます。基本的に、借金という扱いになりますので、返済期限が決まっています。返済期限になるとお金が戻ってきます。つまり、社債を購入するということは、その会社にお金を貸すことと同じですね。当然、ただでお金を貸すわけではありません。貸出を行っている期間(満期までの期間)、一定の利息を受け取ることができます。国の債券である国債と比較すると、社債のほうが高い利息を受け取ることができます。金利を比較すると、社債>国債>預貯金という順番です。

では、なぜ国債より高い金利を取ることができるのでしょうか?

お金を貸す際に「きちんと返してくれるのか?」というのは大事なポイントですよね。国と一企業を比較すると、信用力はどちらのほうが高いでしょうか?
国が破たんするリスクと、一企業が破たんするリスクを考えてみればイメージしやすいでしょう。お金を貸す際に破たんしないというのが大前提になりますので、国債と比較して信用力が劣る社債は、より高い金利を付けないと投資家を呼び込むことができません。信用力が金利に影響するわけなので、企業ごとに社債の金利が異なります。当然ながら、信用力が低い企業ほど金利は高くなりがちです。

ここで、株式の配当金と何が違うのか疑問に思った方もいるかと思いますが、配当金は利益の分配という考え方なので業績次第で変動します。大幅に黒字の年は増配もありますし、赤字の年は無配(配当なし)ということもあり得ます。また、株式は永遠に持ち続けることができる代わりに、10年保有していても購入金額を下回っている可能性もあります。一方、社債は初めから金利支払いを約束した借金となりますので、決まった利息を受け取ることができます。また、購入時に満期(償還期限)が決まっているので、一定の期限が経過したら必ず払い戻しがあります。そのため、株式と比較すると、リスクもリターンも少ない投資商品といわれています。
■社債のリスクとは?
ここで気になるのが、当該企業が破たんした場合ですよね。借りた金を返したいけど返せない状態を「デフォルト(債務不履行)」といいます。過去には、JALのような大企業もデフォルトを経験しています。この場合、貸したお金は戻ってこないのでしょうか?戻ってくるとしたらどの程度戻ってくるのでしょうか?
残念ながら、これはケースバイケースとなります。
社債の購入を検討する際は、最悪、全額戻ってこない可能性も含めて、投資すべきか判断しましょう。ちなみに、前述のJALのケースでは、投資額の20%程度が払い戻されたそうです。
■社債を購入するにはどうしたらいいの?
では、実際に「社債を買おう!」と思ったら、どこで買えば良いのでしょうか?

基本的には、証券会社で購入することになります。購入する際には、数十万円単位になる社債が多いですが、最近では1万円から購入できる社債もあるようです。証券会社に証券口座を開設すれば購入可能ですが、注意点があります。
それは、必ずしも購入できるかというと、その証券会社に社債の「在庫」があるか?次第では買えないことがあるということです。このように、「在庫」という概念があるため、証券会社によって買える社債が異なります。お店によって仕入れしている商品が違うことを考えれば、イメージがわきやすいかもしれません。また、人気のある債券ですと、「発売日当日にすぐ完売」なんてことも珍しくありません。買いたい(投資したい)タイミングでいつでも始められる株式と比較すると、在庫状況を常にチェックしておく必要があるかもしれません。
社債は、満期(償還)時にはお金が戻ってくる比較的リスクの低い金融商品といえます。一方、デフォルトのリスクもあることを頭に入れて検討して下さいね。
ブロードマインド株式会社
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