祝成人!在学時から国民年金保険料を支払いたい!前納のメリットは?

2016.02.08 1944view
大学生の子どもが成人を迎えると、就職するまで国民年金を自身で支払う必要がありますよね。子どもの国民年金を肩代わり……という方もいらっしゃるかと思いますが、その国民年金を一括で支払った場合、どんなメリットがあるのでしょうか。
■国民年金保険料の支払い対象とは
そもそも、収入がない学生でも国民年金を支払わないといけないのでしょうか?
答えは、イエスです。公的年金には3種類あり、20歳を超えると日本国内に住所があるすべての人が加入を義務付けられています。
 
制度説明
国民年金日本国内に住む20歳以上60歳未満のすべての人
厚生年金厚生年金保険の適用を受ける会社に勤務する全ての人
共済年金公務員・私立学校教職員など
※2015年10月より厚生年金と共済年金は統合されました。

仕事をしていない学生は、厚生年金にも共済年金にも該当しないため、20歳になると国民年金の加入義務が発生します。なお、自営業者やフリーターの方も、当然20歳を超えると国民年金の加入義務が発生します。
■現在の国民年金保険料と今後の見通し
では、国民年金に加入する場合、毎月いくら納付すればよいのでしょうか。

国民年金は、保険料にその年の労働人口や平均寿命の伸び率などを反映した改定率をかけて実際の月額保険料を計算します。現在の月額は、16,380円×0.952%(改定率)⇒15,590円です。平成28年4月には、16,660円×0.976%⇒16,260円になる予定です。そして、平成29年以降は改定率をかける前の保険料が16,900円に引き上げられたうえで、改定される予定です。
なお、納付方法は金融機関やコンビニエンスストアで納付書を利用しての納付や口座振替、クレジットカード納付、電子納付(インターネットバンキングなど)の4種類が存在します。
■国民年金保険料を一括で前納すると、どんなメリットがあるの?
まだ学生なので、子どもが自分で保険料を納めるのは大変そう……こんな状況では、親として代わりに立て替えてあげることも頭をよぎりますよね。もちろん、学生の場合は「学生納付特例制度」という猶予制度もありますので、必ず親が負担しないといけないわけではありません。とはいえ、もし資金的に余裕があるようであれば、前納制度を利用してみてはいかがでしょうか?

じつは、一定期間をまとめて前納すると、割引が効く制度があるのです!
たとえば、1年分をまとめて前納するとします。平成27年の保険料:15,590円を毎月払いで一年間払うと、15,590円×12ヶ月⇒187,080円となります。これを1年分前納すると183,160円となり、年間3,920円の割引となります。どうせ払わないといけない物であれば、前納がお得といえるでしょう。

また平成26年4月から、2年分の前納ができるようになりました。上記の平成27年の保険料を2年間支払うとすると、15,590円×24ヶ月⇒374,160円です。これに対して、2年分の前納金額は366,840円となります。なんと割引額は15,360円!前述の1年前納の割引額(3,320円)もお得でしたが、2年前納は更に大きな割引制度といえるでしょう。なお、この割引額は口座振替制度を利用した場合の金額です。その他の納付方法を利用した場合、金額が異なりますのでご注意ください。
※平成28年度保険料の前納金額については、2月下旬に決定される予定です。
■国民年金の前納には節税の効果も!
最後に、子どもの国民年金を代わりに納付した場合、負担した金額は社会保険料控除扱いとなります。納付した分を収入から引くことになりますので、ご自身の節税にも効果があります。もちろん、確定申告でもできますが、11月頃に届く「払込証明書」を勤務先に提出すれば、年末調整で済ますことも可能です。
■前納の手続きはいつまでにすればいいの?
割引や節税効果もあり何かとお得な前納制度ですが、口座振替を利用した前納手続きをする場合、前納できる期限が決まっています。よって、「1ヶ月だけ普通に納付して、ボーナスが入ったから1年前納する」とうように、自分の好きなタイミングで開始できるわけではありませんのでご注意ください。

【前納ができる時期】

・1年前納を実施する場合 → 前納できる期間は4月~翌年3月まで
・2年前納の場合 → 4月~翌々年3月まで

つまり4月開始、3月終了というのが基本的な仕組みになります。そのため、4月に前納が開始できるよう、申し込み受付は2月末までとなります。2016年は閏年があるため、2月29日が前納手続きの最終期限となります。
お得な前納制度。ご検討の方は早めにお手続きをしてくださいね!
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