ストーカー被害に備える保険の特約があるってホント?

2017.08.08 652view
近年ニュースなどでも目にするとおり、ストーカーによる事件が後を絶ちません。なかでも、女性が被害に遭うケースが圧倒的に多いのが現実です。いざストーカー犯罪に巻き込まれてしまうと、精神的な苦痛はもちろん、金銭面でも多大なる負担を負うことになります。そこで今回は、ストーカー被害に備える保険の特約についてのコラムをお送りいたします。
■ストーカー被害の現状とは
近年よく目にするストーカー被害のニュース。では、一体どのような方がストーカー被害に遭っているのでしょうか?
警視庁によると、昨年のストーカーに関する相談件数は2,586件で、前年に比べて629件増加しているそうです。
また、相談者の内訳をみると圧倒的に女性が多く、2,172件と全体の84%を占めています。なお、年齢帯でいうと、39歳までの方で全体の約80%を占めています。このことから、若い女性は特にストーカー被害に遭いやすい傾向にあると言えそうですね。
そして、ストーカーとの関係は50%強が元交際相手や元配偶者とのことです。逆に言うと、半数近くは交際すらしていない人からストーキングをされているということになりますので、本当に怖いですね……。
■ストーカー規制法とは?
前述のとおり、若い女性にとっては他人事ではない「ストーカー被害」。そんなストーカー被害を受けている方のために、ストーカー規制法という法律があることをご存知でしょうか?
この法律の対象は、「つきまとい等」と「ストーカー行為」となります。では、それぞれどのようなものか確認してみましょう。
まず、「つきまとい等」は以下の8つが対象となります。
ア つきまとい・待ち伏せ・押し掛け・うろつき
イ 監視していると告げる行為
ウ 面会や交際の要求
エ 乱暴な言動
オ 無言電話、連続した電話・ファクシミリ・電子メール・SNS等
カ 汚物などの送付
キ 名誉を傷つける
ク 性的しゅう恥心の侵害
おそらく、みなさんがイメージしているストーカー被害に近い内容なのではないでしょうか?
続いて「ストーカー行為」についてですが、こちらは同じ人に対して上記の「つきまとい等」を繰り返し行うことを指します。つまり、繰り返し「つきまとい等」を行うと「ストーカー行為」と認定されるというわけですね。
■ストーカー被害に備える保険の特約とは?
さて、こんな怖いストーカー被害ですが、被害に備える保険の特約があることをご存知でしょうか?
補償内容は大きく分けて2つです。
1つ目は、ストーカー被害で怪我を負った場合の補償です。通常の傷害保険と同様に、日常生活で怪我を負った場合の補償もついていますが、第三者からの被害による怪我で入院や通院をした場合、通常の保険金額の2倍の補償を受けることができます。
2つ目は、実際にストーカー被害に遭ってしまった場合に、警備会社を通じて盗聴器の発見および除去を行ったり、ストーカーを特定するための調査費用などの補てんです。一定の自己負担額はありますが、保険金が使えるとなると安心ですね。
ただし、すでにストーカー被害に遭っている場合は、原則加入することができませんのでご注意ください。
このように、ストーカー被害に備える保険の特約もありますが、ストーカー被害に遭った際の金銭的な補てんをしてくれるだけで、実際に被害に遭うリスクを軽減してくれるわけではありません。夜間の一人歩きは極力避け、しっかり施錠をするといった当然の対策は忘れないようにしましょうね。また、防犯ブザーを持ち歩くことも検討してみましょう。
とはいえ、こちらに面識がなくても被害に遭ってしまうのがストーカー被害の怖いところですので、残念ながらストーカー被害に遭ってしまったら、すぐ最寄りの警察署に相談に行くようにしましょう。
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