車の残価設定型ローンとは?どんな人におすすめ?

2017.07.27 642view
結婚や出産により家族が増えたタイミングなど、マイカーの購入を検討されるタイミングは人それぞれですよね。そして、いざ購入するにあたって気になることといえば、「支払い方法」なのではないでしょうか?そこで今回は、最近よく聞く「残価設定型ローン」について解説いたします。
■車を購入したい!残価設定型ローンとは?
車の購入を検討していると必ず提案を受ける「残価設定型ローン」。では、残価設定型ローンとはどのようなローンなのでしょうか?
残価設定型ローンを組むにあたって、まずは購入してから一定期間(3~5年後が一般的)の下取り予定価格を設定します。そして、購入時の車両価格からこの下取り予定価格(残価)を引いた残りの金額でローンを組むことを「残価設定型ローン」と言います。
さて、具体的な数字で見てみましょう。たとえば、300万円の新車を5年間の分割払いで購入することを検討しているとします。(税金やローン利息などは考えないものとすると)通常のローンを組む場合、300万円÷5年間=60万円/年で、単純に毎年60万円の支払い(返済)が必要となります。
では、5年後にこの車を手放すと仮定し、残価設定型ローンを組む場合を考えてみましょう。さすがに売却額が0円ということはあり得ないので、仮に5年落ちの同機種が100万円で下取りに出せそうだとすると、購入時には300万円-100万円=200万円分のローンを組めば良いということになります。(先ほどと同じく、税金やローン利息などは考えないものとすると)こちらの場合は200万円÷5年間=40万円/年で、毎年40万円の支払い(返済)で済むことになります。通常のローンを組むよりも、少ない返済額で済みましたね。
なお、一定期間が過ぎた後に車をどうするのか?は以下の中から選ぶことができます。
・当該車両を返却
・残価分を一括または分割にて支払い、当該車両を買い取る
■残価設定型ローンのメリットは?どんな人におすすめなの?
前述のとおり、残価設定型ローンを組むと通常のローンを組むより返済額を抑えることができます。そのため、「あまりローンの返済額を増やしたくない……」という方にとっては便利なローンと言えます。
また、なるべく上位車種に乗りたい!という方にも良さそうです。先ほどの例でいうと、通常のローンを組む場合、300万円の車両に対して300万円分のローンを組まなければなりませんが、残価設定型ローンの場合は200万円分のローンで実質300万円の車両に乗れるということになりますよね。当然、200万円の車両より300万円の車両のほうが上位車種ですので、限られた予算の中でなるべく上位車種に乗りたい!という方にもおすすめというわけです。
なお、車検代やガソリン代、修理代といったランニングコストを抑えたい方や新車に乗り続けたい方にも良いかもしれません。たとえば、新車を3年間の残価設定型ローンで購入することを考えてみましょう。新車の場合、車検のタイミングは3年後ですよね。ということは、3年経過したタイミングで当該車両を返却することで、車検を通す前に次の車両に乗り換えることができるというわけです。このように、毎回3年間の残価設定型ローンを組めば、車検代を節約することもできますよね。当然、常に新車に乗ることになるので、燃費や性能もいい状態の車に乗ることができます。結果、修理代がかかるリスクやガソリン代も軽減できるかもしれませんね。
■残価設定型ローンを選択する際の注意点とは?
それでは、残価設定型ローンを選ぶ場合、何か注意すべきことはあるのでしょうか?
残価設定型ローンの場合、基本的には満期時に残価での下取りが保証されています。しかし、事故を起こしてしまった場合やあまりにも走行距離が多い場合などは、その限りではありません。つまり、万が一車両に大きな傷をつけてしまった場合などは、予定していた下取り価格で買い取ってもらうことができないというわけです。となると、結果的に「返却」「買い取り」のどちらを選択したとしても、差額分の支払いが発生することになります。予想していなかった急な出費が増えるとなると、家計にとってもダメージが大きいですよね。
また、金利面にも注意が必要です。先ほど、新車価格300万円、残価(下取り額)100万円の例で説明しましたが、利息がかかるのは差額の200万円だけなんていう甘い話はありません。下取り価格の100万円に対しても、利息が発生します。通常のローンは毎年一定額ずつ残債が減るのに対し、残価設定の場合は残価分が残債として残っています。そのため、通常のローンと比較すると、(同じ利率だったとしても)支払い利息は多くなります。
このように、残価設定型ローンは便利な面もありますが、注意すべき点も存在します。通常のローンを組むのか、残価設定型ローンを組むのかはメリット・デメリットをよく考えたうえで選択するようにしましょうね。
何より、いずれにせよローンは「借金」です。通常の預金金利よりもはるかに高い金利となっていますので、「購入資金を準備して一括で購入」したほうが利息的には有利ですよね。また、車を購入すると自動車保険や税金、ガソリン代といったランニングコストが発生します。こういった支出が増えても生活的に問題ないのか?も購入前にチェックしておいたほうが安心かと思います。
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