持病があっても保険に入れるの??

2016.01.21 1778view
女性に多い子宮筋腫等、持病を患った場合、保険に入ることができないのでは・・・と思っていませんか?生命保険、医療保険、がん保険、年金保険・・・等、一口に保険と言っても色々な種類の保険がありますが、今回は持病がある場合の医療保険について解説したいと思います。
■持病がある方に。「引受緩和基準型」の医療保険
一般的には、医療保険に加入をする際には、「健康状態の告知」という作業が必要となります。この告知内容を保険会社が診査して、保険に加入できるか否かの結果を判断します。保険会社や保険商品ごとに告知に対する診査基準が異なります。
つまり同じ持病であっても保険の種類や保険会社によって、加入できるかの結果が異なる可能性があります。
では、医療保険の診査に落ちてしまった場合、加入を諦めないといけないのでしょうか?
答えはNoです。
実は医療保険には、「引受緩和基準型」という医療保険があります。その名の通り、通常の医療保険よりも引き受け自体が緩くなっており、加入しやすくなっている保険です。
なお、「持病がある」のと「通常の医療保険に加入ができない」とは、イコールではありません。
例えば、告知書に持病の状況(いつこの病気になって、どのような治療を受けて、現在どんな状況か)を詳細に記述することで加入できることもあります。また、通常の加入ができなくても「部位不担保」や「特定疾病不担保」という形で加入できることもあります。
女性に多い子宮筋腫の例でいうと、「<子宮>に関しての入院・手術は一定期間保障しない」あるいは「<子宮筋腫>に関しての入院・手術はお一定期間保障しない」といった条件つきでの加入形態です。
同じ疾病でも「部位不担保」になるか「特定疾病不担保」になるかは、保険会社によって異なるようです。
■引受基準緩和型の注意点
通常の医療保険よりも加入がしやすい引受基準緩和型の医療保険ですが、3つの注意点があります。
1)保険料
引受基準を緩くしていることもあり、保険料自体は一般の医療保険と比較すると割高になることが一般的です。これは保険料を決定する際に、引受基準緩和型に該当する方だけで計算するため、入院リスク(保険を利用するリスク)が高くなることが原因です。
同種の通常の医療保険と比較すると、倍近くなることも珍しく無いようです。当然、保険会社によって保険料は異なります。
2)保障内容
通常の医療保険と比較すると、保障内容は入院・手術といったシンプルな保障内容になっていることが多いです。とはいえ、最近では、がんの特約や先進医療特約などカスタマイズができる商品も増えてきたようです。
また、加入(責任開始日)から1年間は、保障が半分になることが一般的です。
例えば、入院1日につき10,000円が給付される医療保険だった場合、1日につき半分の5,000円になるイメージです。これは引き受けを緩くしている分、加入してすぐ入院してしまう方が多くなってしまう可能性があることに対する措置のようです。
3)全ての人が加入できるわけではない
引受基準緩和型といってもすべての方が加入できるわけではありません。通常の医療保険よりはシンプルな告知になっており、告知項目自体が少なくなっています。告知に該当する方は加入できず、逆に告知に該当しない方は加入できる形態になっていることが多いようです。
とはいえ、告知自体はする必要があります。持病によっては、告知項目に該当してしまい加入できないことがあることを忘れてはいけません。
なお、告知書のフォーマットが、保険会社によって異なります。前述の通り、保険料も保険会社ごとに異なるので加入を検討する際はいくつかの保険会社を比較検討するとよいでしょう。
いかがでしたでしょうか。
引受基準緩和型の特徴についてご紹介しました。基準を緩和してくれているため、持病がある方からみると心強い反面、保険料や保障内容を考えると一般の医療保険と比較すると有利な商品とは言えませんね。
そして必ずしも加入できる訳ではないことを考えると、やはり「持病になってから、保険加入を検討」ではなく、「持病がないうちに保険加入を検討」したほうが選べる商品の幅が広くなります。
また、場合によって前述の条件付きの形で通常の医療保険に加入したほうが、引受緩和型より保険料も安くなるケースもあります。

保険の加入を検討する場合は、必ずプロのFPに相談して納得できる保険選びをしてくださいね!
ブロードマインド株式会社
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