保険料率が来春改定!生命保険の加入タイミングはどう考える?

2017.08.09 392view
マイナス金利の影響により、今年の4月に多くの生命保険会社が一斉に値上げをしました。そして、今度は長寿化の影響により、来春さらに保険料率の改定が行われるようです。これにより、死亡保険の保険料は下がる一方、医療保険の保険料は上がる見通しです。そこで今回は、料率改定による生命保険の加入タイミングについて考えてみたいと思います。
■生命保険の保険料率が改定に!その背景とは?
みなさん、2018年4月より生命保険の保険料率が改定されることをご存知でしょうか?
保険料率の改定によってどう変わるかというと、被保険者が死亡した際に保険金が下りる生命保険の保険料が安くなると言われています。保険料が安くなるのは嬉しいことですが、なぜ安くなるのでしょうか?
その背景として、私たちの平均寿命が年々延びているということが挙げられます。では、以下で詳しくみていきましょう。
一般的に、保険会社は「生命表」というものをベースに保険料を決定します。生命表とは、年齢別・性別に分けて、年間の生存率や平均余命などを示した表のことです。有名なものとして、厚生労働省が国勢調査などの結果から作成した「完全生命表」があります。そして、保険会社は契約者の死亡統計に基づいて作成される「生保標準生命表」を利用しています。この「生保標準生命表」は、10年程度の周期で見直されており、現在は2007年度版の生命表が利用されています。日本人の長寿化の結果、10年前と比較すると、当然ですが各年齢帯の死亡率は減少していますよね。よって、「死亡率の減少」⇒「保険金を支払う可能性が減少」⇒「生命保険の保険料の値下げ」となるわけです。
もちろん、長寿化が進んでいると言っても、いつかは亡くなることに変わりはありません。そのため、保障期間(保険の有効期間)が一生涯である終身保険よりも、一定期間を保障する定期型の保険のほうがより安くなる見込みです。
■保険料が値上げになる保険もあるの?
改定の結果、生命保険は値下げとなりますが、逆に値上げになる保険はないのでしょうか?
前述のように、「長寿化」が保険料改定の背景にあります。ということは、長寿化によって、みなさんの利用回数が増えそうな保険は値上がりになる可能性があると言えそうですね。では、具体的にどのような保険が値上がりするのでしょうか?
たとえば、医療保険です。若い頃と比べると、年を取るにつれどうしても病院にお世話になる確率が増えますよね。つまり、医療保険も利用する方が増える可能性が高いので、保険料も上がる可能性があるというわけです。また、介護向けの保険に関しても、保険料が上がることが予想されそうです。年を取ればとるほど、介護になる確率は高まります。結果的に、長寿は介護のリスクを引き上げると言えますね。医療保険と比較すると、介護の保険はまだまだ商品ラインナップが不足していますが、今後拡充されてくることが予想される商品なので注目しておきましょう。
■生命保険の加入を検討している私はどうするべき?
さて、「子どもも生まれたし、定期型の生命保険に加入しようかな!」などと考えている場合、2018年4月以降まで保険の加入を待ったほうが良いのでしょうか?
答えは、NOです。理由は単純で、無保険(保険に加入していない状態)期間をなるべく避けるべきだからです。長寿化によって、若くして死亡する方は減ったと言われていますが、若くして死亡する方がいなくなったわけではありません。そのため、もし無保険期間に死亡するようなことがあった場合、困ってしまいますよね。
また、保険の加入時には健康状態を告知する義務があります。言い換えるならば、保険の加入前に保険会社から健康状態を診査され、健康な状態でないと判断されると保険には加入できないのです。そして、みなさんが「健康」と感じる状態が、保険会社の診査基準と一致するとは限りません。たとえば、「定期的な健康診断で何か異常が指摘された」「定期的に薬をもらうようになった」など、多くの方が「こんなことで!?」で思うようなことでも生命保険加入の障壁になりかねません。そのため、自分の身に何かが起こる前の健康なうちに、保険に加入しておくほうが良いというわけですね。
筆者もさまざまなお客様の保険選びをお手伝いしてきましたが、残念ながら保険会社の診査の結果、加入できなかったというケースもたくさん見てきました。こんな時に、「もっと若い時に加入していれば……」と後悔される方は珍しくありません。こういったことを避けるためにも、保険加入を検討している方は早めに加入することを意識してくださいね。Sodanでは、保険に詳しいFPに無料で相談することも可能ですので、ご興味のある方はお気軽にご利用ください!
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