【森三中で話題】不妊治療の中に実は、保険が適用される範囲もある!?

2015.07.28 1915view
先日、タレントの森三中の大島美幸さんが不妊治療を経て出産したというおめでたいニュースが流れました。
日本生殖医学会によると、お子様を希望しているのにも関わらず、なかなかお子様を授からないカップルは、全体の10%とも20%とも言われているそうです。

一方で不妊治療は、健康保険が使えない、と思われがちでもあります。
確かに、保険が効かない不妊治療もありますが、中には健康保険が適用される治療もある事はご存知でしょうか?

今回は、不妊治療と健康保険についてわかりやすく解説します。
■不妊とはどのような状態なのか?
そもそも不妊とはどういった状態なのでしょうか?
不妊と判断されるのは一定期間妊娠しなかった場合です。この一定期間には諸説ありますが、世界保健機構(World Health Organization:WHO)は、「1年間の不妊期間を持つもの」と定義しています。
■不妊症の原因は、女性側にも男性側にもある場合があります
不妊症と言うと、女性側に原因がある様に思われがちですが、男性が原因となる事もあります。どちらが原因なのか、その割合はほぼ半々と言われています。そのため、不妊症が疑わしい場合はご夫婦一緒に診察に行く事が重要です。
<女性側の主な原因とは>
不妊症の原因にはさまざまな要因がありますが、ここではその一部を紹介します。
1.排卵が原因の場合
規則的な月経のある女性の場合は、月経の約2週間前に「排卵」が起こります。排卵の有無は基礎体温を記録することで、確認できます。
排卵とともに女性ホルモンの分泌が変化し、子宮内膜も妊娠に向けて準備をします。排卵がなければ妊娠はまず起こりません。
ところが、月経不順やホルモンのバランス異常(多嚢胞性卵巣症候群)、甲状腺の病気などで排卵が起きない事があります。
2.卵管が原因の場合
卵管とは精子が卵子に向い、受精した卵(胚)が子宮に戻るための道です。
卵管の炎症や子宮内膜症等が原因で、卵管が詰まっていると子宮に卵(胚)を戻す事ができないので妊娠は起こりません。

これらの原因の他にも、子宮や免疫が原因となる事があります。詳しい原因は自己判断せずに、かならず専門家の意見を聞くようにしましょう。
<男性側の原因とは>
先ほども紹介しましたように、男性側に不妊の原因がある場合もあります。こちらも、その原因の一部をご紹介します。
1.造精機能障害
精子の数の少なさや運動性の低下は、やはり妊娠に大きく影響がでます。例えば、精巣内の温度が高くなると、精子の数や運動性が低下します。
他にも、精子の濃度が、20×10⁶/ml(2000万匹/1ミリリットル)以下を乏精子症と言いこちらも不妊の原因になると言われています。
2.加齢による影響
これは男性に限らず、女性にも言えますが、加齢により妊娠する(させる)力が低下すると言われています。
女性は30歳を過ぎると妊娠する力が減り始め、35歳を過ぎると大きく低下します。一方男性は、女性と比較すると35歳ころから徐々に精子の質が落ちると言われています。
その他には、ストレスが原因と言われる勃起障害(ED)等が男性側の代表的な要因と言えます。こちらも、不妊が疑わしい場合は必ず専門家の意見を聞くようにしましょう
■不妊治療と保険
不妊治療はどの程度費用がかかるのでしょうか。治療の内容によって大きく変動しますが、30代の夫婦で100万円を超えてしまうケースもあります。
ですが、最初からこのような高額な医療費が必要な訳ではありません。検査などは保険が適用される場合があり、かなり費用を抑えることができます。
ここからは、不妊症の治療の順番に照らしあわせてどの程度の金額が必要なのかを紹介します。
※ここでの金額はあくまで一例です。実際に受診する際には必ず担当医に確認するようにして下さい

<1.検査>
不妊治療の最初は検査から始まります。生活の様子や、過去の妊娠の様子などを聞かれます。その後、女性はホルモン検査、男性は精液検査などが行われます。
こうした初回の検査は、健康保険が適用される事が多いので2万円程度と言われています。
<2.タイミング法>
先ほどの検査で不妊症の疑いが強いと判断された場合は次の治療に進みます。
これはタイミング法と呼ばれているもので、妊娠しやすいタイミングである排卵日の前後を測る方法です。こちらも健康保険が適用されやすいので一周期につき2万円程度と言われています。
<3.排卵誘発法>
薬や注射で卵巣を刺激して、排卵を起こさせる方法です。この治療を利用すると、何らかの理由で排卵が無い女性にも妊娠の可能性が出てきます。
排卵誘発法に関しては、健康保険の適用になる場合と自己負担になる場合とそれぞれあるようです。排卵誘発法を受ける前に必ず医師に確認するようにしましょう。
<4.人工授精>
人工授精とは、事前に取りだした精液から良好な精子を取り出して、最も妊娠しやすい時期に子宮内に注入する方法です。
人工授精からは、健康保険適用外となります。1周期あたりの費用が5万円程度かかる事もあるようですが、それよりも高額になる可能性もありますので注意しましょう。
<5.体外受精>
採卵手術で取り出した卵子と精子を体外で受精させる方法です。体外受精をすることで、より高い確率で受精させることができます。
しかし、一周期当たりの費用が50万円を超えてしまうことも珍しくないため、事前に費用はしっかりと確認するようにしましょう。
■まとめ
最後に、前述の治療ごとの健康保険の適用有無をまとめた表がこちらになります。
治療法健康保険適用有無
検査
タイミング法
排卵誘発法
人口受精×
対外受精×

女性の体外で受精するフェーズになると、健康保険の適用は難しいようです。
しかし、不妊治療に対しては健康保険以外にも自治体の助成や親からの贈与税の特例等様々な制度があります。
こうした制度をうまく利用すれば、治療費を抑えることができる可能性があります。
諦めずにさまざまな情報を調べてみるようにしましょう。
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