無痛分娩での出産。費用やリスクを知ってお産方法を考えよう

2015.10.07 1434view
今年は、キャサリン妃の第二子誕生や芸能人の相次ぐ妊娠など、おめでたい話題が続いていますね。ところで、海外の先進国では約80%が無痛分娩を選ぶそうですが、日本ではまだまだ自然分娩が主流です。今回は、それぞれの違いや、まだ知られていない無痛分娩についてご紹介していきます。
■無痛分娩とは
無痛分娩とは、麻酔薬を使い、分娩の痛みを抑えながら出産する方法のことです。痛みがないと書きますが、全く痛みを感じないわけではありません。(まれに、全く痛みを感じない方もいるそうですが……)やはり、出産時には少しの痛みや子宮の収縮を感じるようです。また、出産時の麻酔方法として、全身麻酔と部分麻酔の2種類があります。部分麻酔では、部分的に麻酔を打つことにより意識がはっきりとしているため、赤ちゃんが生まれる過程が分かり、出産後すぐに赤ちゃんを抱くこともできます。

【自然分娩との違い】

自然分娩は、赤ちゃんの出てくるスピードに合わせて、約数時間の間に何十回も息むことになりますが、無痛分娩は、陣痛の痛みに耐える時間と全身に力を入れて息む回数が少ないため、体への負担が非常に少ないです。また、産後の体の回復がとても早いので、家事や仕事へ取りかかることができ、里帰り出産ができない方にはおすすめです。なお、痛がりの方は恐怖から解放されるので、精神的にもゆとりができますね。

【無痛分娩はどこの病院でもできるの?】

しかし、すべての病院が無痛分娩に対応しているわけではありません。一説では、全国で210ヶ所程度といわれていますので、希望される方は最寄りの病院で無痛分娩を行っているかどうかを調べる必要があります。最近では、無痛分娩を選択する人が増えてきているため、無痛分娩のみ対応の病院もあるようです。
■無痛分娩の費用。自然分娩より高くなるの?
ところで、気になるのが費用の問題ですよね。病院によってまちまちですので、無痛分娩と自然分娩でどれくらい費用が変わるのか、事前に確認しておくことがポイントです。

【自然分娩との費用の比較】

通常の自然分娩に、平均で3万円~20万円の上乗せと、かなりの差があります。一般的に、クリニックでは数万円程度、大学病院では数十万円ほどになるそうです。まれに、0円の病院もあるみたいですが、ほとんどの病院でプラス料金がかかります。

【医療保険は適用される?】

まず前提として、出産は病気ではないため国民健康保険は適用外となり、自費になります。ただし、民間の保険会社の医療保険では、「入院日数」や「手術内容」によっては、医療保険の支払い対象になることもあります。たとえば、出産がスムーズに進まずに帝王切開した場合や、吸引分娩や鉗子分娩になった場合、入院が長引いた場合などは保険金がおりる可能性が高いです。さらに、「女性疾病特約」などが付いていると、その分多くの保険金が支払われますので、念のため補償対象となるのか保険会社に問い合わせすることをおすすめします。出産の状況によっては、保険金が支払われ経済的な負担が軽くなるかもしれません。とはいえ、先ほどもお伝えした通り、出産は病気ではないため、ただ無痛分娩を選択しただけでは基本的に保険の補償対象外となります。
■無痛分娩のメリット・デメリット
【メリット】

・出産中は母子ともに負担が少ない(無痛分娩は、分娩時間が短く母体がリラックスしているため、赤ちゃんにも十分な酸素が行き渡る)
・計画的に出産できる(予約制のため、家族の立会出産がしやすい)
・産後の体力回復が早い
・落ち着いて出産に臨めるため、特に初産の方には出産に対する恐怖を減らせる


【デメリット】

・家族や親族の出産方法に対する考え方と沿わない可能性がある(出産は痛みによって生命の誕生を感じるもの!など)
・自然分娩と違って、息むタイミングがわかりづらい
・麻酔を打っても、タイミングや体質により効かない人もいる
・病院によっては高額になる
・後陣痛を強く感じることがある
※後陣痛とは、産後大きくなった子宮が戻ろうとする時に起こる痛み。約1ヶ月かけて子宮は元の大きさに戻ります。

日本では、まだ少ない無痛分娩。希望される方は、病院の実績や信頼できる医師をしっかり探すことが大切です。選択肢の1つに入れながら、理想の出産プランについて検討してみてはいかがでしょうか。
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