年の差婚には、どんな老後が待っている?その備えとは?

2016.04.06 16159view
ご主人の年齢がひと回り上、いわゆる「年の差婚」。そんなご家庭も珍しくありませんが、経済的な面で真剣に考えておくべきポイントがいくつかあります。
今回は、夫47歳、妻32歳のご夫婦を前提に、コラムを書きたいと思います。
■年の差婚をした夫婦が考えるべき3つのポイント
同世代夫婦と比較すると、年の差夫婦はご主人の収入が高いことが一般的です。30代前半の給料と40代後半の給料を考えれば、当然と言えるでしょう。そのため、同世代夫婦と比較して生活レベルも高く、優雅に過ごすことができます。
ところが、そんな生活に慣れてしまうと思わぬ落とし穴があるのが年の差婚です。「こんなはずじゃなかった……」と後悔をすることを避けるために、以下3つのポイントを把握しておくようにしましょう。

1.ご主人の定年のタイミングを考える

ご主人が会社員の場合、定年まで何年あるかを考えることが重要です。ご主人の会社の定年が60歳の場合、定年まで13年。65歳の場合でも、18年です。特に、将来的にお子さまを考えている場合は、要注意です。

お子さまが大学に入学する時、ご主人の年齢はいくつになっているでしょうか?大学入学時には退職してしまっている場合、お子さまの学費を全額貯めておく必要が発生します。最低でも、500万円(大学の入学金、4年間の授業料等)を老後の資金とは別に用意する必要があります。また、定年前に「役職定年」という制度があることが一般的です。企業によっていつ役職定年になるのか?は異なりますが、該当の年齢になった場合、役職から外れることになります。その結果、ご主人の収入はダウンすることになります。50歳前後で役職定年がくる会社の場合、「今の年収が維持される期間が10年もない……。」こんなことが予想されます。ですので、ご主人の会社の人事制度を必ず確認するようにしましょうね。


2.ご主人の親の介護

ご主人とご自身に年齢差がある場合、当然ですが、両家の親同士も年齢帯が異なる可能性が高いです。よって、自分自身の親はまだまだ元気であっても、ご主人の両親の健康寿命が残り少ないことも予想されます。そこで、もしご主人の両親が要介護になった場合、「誰が面倒をみるのか?」は事前に確認したほうが良いでしょう。
前述の通り、子どもを考えている場合、ご主人の現職期間に少しでも教育費を貯めることが重要です。できれば共働きを続けて、しっかり貯蓄をしていくことをおすすめします。ご主人の両親の介護のために退職するといった場合、ご家庭の収支が計画通りにいかなくなるリスクがありますのでご注意ください。

3.自分一人の期間をお忘れなく

一般的に男女でいうと、女性のほうが長生きです。現在、男性の平均寿命が80歳であるのに対し、女性は86歳と言われています。年の差があると、夫婦二人で過ごすセカンドライフ(夫婦の老後生活)よりも、ご主人に先立たれて過ごすお一人様の期間のほうが長くなります。ご主人の平均寿命時に、自分自身が何歳になっているのか?を確認してみましょう。まだ、自分自身は60代の場合、およそ20年のお一人様期間があります。
■年の差婚夫婦の老後対策
前述の通り、同世代夫婦と比較するとご主人の年収が高いため、余裕のある生活を過ごしがちです。特に、ご主人が若い時にしっかり貯金をしていなかった場合は、要注意です。

ご主人のこれから稼ぐ生涯賃金を考えてみましょう。若い夫婦と比較すると、残り期間が少ない分、今後稼げる金額は頼りない金額になってしまうかもしれません。これをクリアするには、ご自身も仕事を続けることが重要です。結婚してからも仕事を続けることは当然です。大事なのは、
ご主人の定年後も自分自身は仕事を続けることです。こうすることで、お金を貯められる期間を延ばすことができます。

また、生命保険の活用も重要です。ご主人が先立った後の期間が長期に及ぶことが予想されます。そのため、生命保険を活用することが重要ですが、保障期間には注意しましょう。
必ず一生涯保障される終身タイプを選ぶことがポイントです。途中で切れてしまう定期タイプの場合、ご主人が御存命の内に保険が切れてしまうこともあり得ます。途中で切れてしまっては意味がないので、必ず終身タイプを選びましょう。上手に生命保険を活用すれば、支払総額以上の金額を保険金として受け取ることが可能です。年の差婚夫婦にとって、終身タイプの生命保険は必須の金融商品といえるでしょう。
夫婦二人の結婚生活には、ご自身の人生も含まれます。年上のご主人は頼りになりますが、なんでも頼りきりになるのは避けたいものです。自分で判断してしっかり行動も起こしていくことが、経済面では重要かもしれません。
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